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- 都市・訪問地情報 一覧
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- 南極半島クーバービル島(CUVERVILLE ISLAND)
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クーバービル島は高く突き出すような地形をしたコケ類に覆われた岩肌を持つ小さな島です。グレアムランドの西沿岸にあるロンジェ島とアルツトウスキー半島の間にあるエレラ海峡に位置しています。1897~99年のジェルラシによるベルジカ探検隊により発見され、フランス海軍の副提督の名に因んで名付けられました。エレラ海峡はジェルラシ海峡とアンドボード湾をつなぐ景観たぐいまれな海峡です。ロンジェ島が西に浮かび南極半島...
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- 南極半島グラハム・パッセージ(GRAHAM PASSAGE)
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南極半島の中程、ゲーラーシェ海峡北端と半島側のヒューズ湾南端近くにあって、南極半島とブラフ島に挟まれた狭い水路です。それまで半島に繋がっていると考えられていた場所に水路があり、それを1922年に通過した捕鯨キャッチャーボート、グラハム号に因んで名付けられました。 両岸を氷河に覆われた狭い水路を北に抜けたヒューズ湾側には海流の関係でオキアミが湾内に集まるらしく、捕鯨時代から良く知られた場所です。ザトウクジ...
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- 南極半島ゴーディン島(Gourdin Island)
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アンタークティック・サウンドの入り口近く、南極半島の北端に浮かぶ小島群中最大の島でデュモン・デュルビル探検隊(仏1837-40)により発見され、旗艦アストロラーベ号海軍少尉の名をつけたものです。唯一上陸可能な北西海岸は流氷が吹き寄せられたり、うねりが高かったりして上陸できないこともあります。しかし、ここはアデリー(14,334番)、ゼンツー(568番)、そしてヒゲ(3,282番)のペンギン三種の繁殖が一度に見られる貴重な場所でも...
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- 南極半島シェルヴァ・コヴ(CIERVA COVE)
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南極半島中部、大きなヒューズ湾の北部にある小さな入り江で、ヘリコプターの原型をデザインしたフアン・デ・ラ・シェルヴァの名が付けられています。 この入り江の南側入り口には夏のみ活動しているアルゼンチンのプリマベラ基地があります。この海域は捕鯨時代から知られており、緑豊かなコケ類や隣の大氷河の崩落とあわせてザトウクジラ親子との接近遭遇が見られるかもしれません。
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- 南極半島ジョージス・ポイント(GEORGES POINT)
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エレラ海峡の北西部に浮かぶロンジェ島の北端にジョージス・ポイントは位置しています。このポイントは、1897~99年に行われたジェルラシによるベルギー南極探検隊によって発見されました。名前の由来となったのはこの探検隊の出資者であったロンジェ夫人です。ゼンツーペンギン、ヒゲペンギン、サヤハシチドリなどがここで営巣しています。 1986年の調査では800番(つがい)でしたが、1994年の調査では1,752番(つがい)以...
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- 南極半島ダモイ・ポイント(DAMOI POINT)
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花崗岩質の丘に鏡餅のような氷河が乗っていて、それを取り巻く砂利海岸にはゼンツーペンギンの営巣地が点在しています。氷河を利用した長さ約400mの滑走路はかつて小型機の発着に使われ、サー・ヒューバート・ウィルキンスも1929年にここから高さ3,000mの半島山脈を横断してウェッデル海側迄飛んでいます。1973~1995の間にはフォークランド諸島とさらに南にあるアデレード島の英ロテラ基地を結ぶツィンオッター機航空網の中継基...
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- 南極半島スノーヒル島 (SNOW HILL ISLAND)
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スノーヒル島はアドミラルティ海峡をジェームズ・ロス島との間にはさみ、その南東に位置する全長32Km、幅10Kmの島で、1843年にロスにより発見されました。最初ロスはここが島なのがそれとも大陸に続いているのか確かではなかったため、その見た目から「スノーヒル」とだけ名付けたのでした。雪に覆われ、その様子がシーモア島などの不毛な台地が広がる様子とはまったく違っていました。スノーヒル島は氷のため、観光船が立ち寄...
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- 南極半島ダンコ島(DANCO ISLAND)
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ダンコ島は、グレアムランドの西海岸沿岸にあり、エレラ海峡の南部に位置する幅約1.6㎞島です。ダンコ島より北にはクーバービル島のキバナウの営巣地を望むことができます。ダンコ島は、1897~99年のジェルラシ率いるベルギーのベルジカ探検隊のメンバーで亡くなった地球物理学者の名に因んで命名されました。以前、英国南極探検隊の調査に使われた小屋が建っていましたが、今では取り除かれています。 ゼンツーペンギンがここ...
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- 南極半島ノイマイヤー海峡(Neumayer Channel)
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南極半島沿いの中部、パーマー列島の南端に位置する最大の島がアンバース島ですが、その東南沿岸とヴィンケ島に挟まれた水路が、鉤型に曲がったノイマイヤー海峡(長さ2.56km、幅平均1.8km)です。 ゲーラーシェ探検隊(ベルギー1897~99)により独地球物理学者の名が付けられました。アンバース島側にはこの界隈で最も高いフランス山(2,825m)をはじめ、アガメムノン山(2,575m)、ヘクター山(2,225m)といった山々がそびえ、そこから...
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- 南極半島デタイエ島(Detaille Island)
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南極圏内クリスタル・サウンドからラレマンド・フィヨルドへの入り口近くにある小さな島で、シャルコー(仏)による第二次南極探検の際に発見され、デセプション島に捕鯨基地を持ち探検隊の燃料補給に協力してくれた、マゼラン捕鯨会社大株主の名を付けたものです。 ここには1956年から国際地球観測年(1957~58)を中心に使われていた英国基地Wがありましたが、1959年の補給船が海氷のため近づけず、隊員達は基地を閉鎖し、必要最小限...
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- 南極半島ネコ・ハーバー (NEKO HARBOR)
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アンドボード湾の東端付近、エレラ海峡とロンジェ島より11.3Kmの場所にあります。この小さな湾は1897~89年のベルギーのジェルラシ探検隊が、初めて海図に記しました。ネコ・ハーバーと名付けられたのは1911~12年と1923~24年に、この付近で広く活動していたノルウェーの捕鯨船ネコ号がこの場所をよく利用していたためです。ここには、アルゼンチンの避難小屋が建てられています。ゼンツーペンギン、ミナミオオセグロカモメ、...
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- 南極半島ドリアン湾(DORIAN BAY)
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パーマー群島の一つ、ウィンケ島の北西に位置するドリアン湾は、ダモイ・ポイントから800mの幅で広がっています。ダモイ・ポイントはポート・ロックロイの北の入り口ともなっています。このポイントは1903~05年、フランスのシャルコー南極探検隊により命名されました。 ドリアン湾の地形は緩やかな傾斜が高台へとのびる広く穏やかな形状であると言えます。上陸地点より少し上がった所にはイギリスの小屋とアルゼンチンの避...
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- 南極半島フィッシュ諸島 (FISH ISLANDS)
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フィッシュ諸島は、グレアムランドの西岸沖、プロスペクト・ポイントのほぼ真西にあり、平で小さな群島です。その中で一番大きな島はフロウンダー島と呼ばれ、ゾディアック・クルージングは、その島の東側のミノー岩礁群の辺りで行われることが多いです。ここは1934~37年に行われたジョン・ライミル率いるイギリスのグレアムランド探検隊により海図に記されました。 アデリーペンギンとキバナウがここで営巣しています。1984...
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- 南極半島パラダイスベイ(Paradise Bay)
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西南極半島の幅広い自然港のパラダイスベイは、パラダイス湾としても知られています。山々、氷河、氷崖は素晴らしい景色を作っています。氷河が分離して氷山となり、アザラシ、ペンギン、海鳥の休憩場となっています。アルゼンチン海軍の父にちなんで名づけられたウィリアム・ブラウン提督基地は、パラダイスベイに位置し、1951年に造られましたが、1984年に火事によって焼けました。その後、部分的に再建され、夏の研究基地と...
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- 南極半島ピーターマン島 (PETERMANN ISLAND)
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ルメール海峡から南下し、ウィルヘルム群島のホブガード島の南西1.6 Kmに全長1.6 Kmの細長いピーターマン島は位置しています。この島は1873~74年のドイツ探検隊により発見され、ドイツの地理学者オーガスト・ピーターマンに因んで命名されました。島の南東側にある小さく窪んだ湾は1909年にフランス人探検家のジャン・バティスト・シャルコーが、「プルコア・パ号」と共に越冬した場所です。ここに到着した日がキリスト教の祝...
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- 南極半島フォイン・ハーバー(FOYN HARBOR)
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南極半島中部西岸にある大きなウィルヘルミナ湾北部にあって、ナンセン島とエンタープライズ島に挟まれた捕鯨時代によく使われた係留地です。 爆薬付捕鯨銃の発明者であるスヴェン・フォイン(1809-1894)の名前が付けられた捕鯨母船が係留に使ったことからこの名前が付けられました。 ここの見どころは捕鯨時代の遺品が残る小さな入り江、小島、浅瀬の間をゾディアック・クルーズで回る事でしょう。なかでも忘れてならないのは...
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- 南極半島プレノウ島 (PLENEAU ISLAND)
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ウィルヘルム群島の北東にある細長い1.28Kmの島がプレノウ島です。ブース島に隣接していて、ルメール海峡の南端部に位置しています。1903~05年のフランスのシャルコー探検隊によって発見されましたが、最初はホブガード島の半島だと思われていました。島の名前はシャルコー探検隊の写真家ポール・プレノウに因んで名づけられました。 上陸できる場所は、島の北側と南側の2か所で両方とも上陸地の難易度は高くなく、ゼンツー...
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- 南極半島ポータル・ポイント (PORTAL POINT)
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ポータル・ポイントは、グレアムランド西海岸のシャーロット湾に、南極半島から突き出るように飛び出たレクルス半島の北東部に位置しています。フォークランド諸島属領調査(FIDS)の小屋が1956年に建てられましたが、今では取り除かれ、フォークランド諸島のスタンリーのフォークランド諸島博物館に保存されています。ポータル・ポイントは南極高原への入り口ともなっています。上陸地点の岩盤から雪の傾斜地が高原へと延びて...
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- 南極半島ブラウン・ブラフ (Brown Bluff)
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聳えたつ745メートルのさび茶色の崖と氷帽がこの景観の特異性を表しているホープ湾の14.5Km南にあるブラウン・ブラフは、タバリン半島の東側にあるジョナセン島の西に位置しています。北に面した3.2kmの浜は小石と灰で構成されアデリーとゼンツーペンギンの様子が存分に観察できます。ブラウン・ブラフは氷河火山の断片が顔をのぞかせている場所であり、凝灰岩の崖には多くの溶岩石が埋め込まれています。天気の良い日には突き...
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- 南極半島ポート・ロックロイ(PORT LOCKROY)
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パーマー群島のひとつ、ウィンケ島西岸のフラッグ・ポイントとレクイヤー・ポイントの間にある細長い湾にポート・ロックロイのあるゴーティエ島は位置しています。1903~05年、フランスのシャルコー探検隊により、探検隊のため政府への後ろ盾となったエドワード・ロックロイに因んで命名されました。ポート・ロックロイは、南極半島で頻繁に観光客が訪れる場所でもあります。ここを訪れる観光客は、隣にあるジュグラー岬にも上...