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スノーヒル島 (SNOW HILL ISLAND)
スノーヒル島はアドミラルティ海峡をジェームズ・ロス島との間にはさみ、その南東に位置する全長32Km、幅10Kmの島で、1843年にロスにより発見されました。最初ロスはここが島なのがそれとも大陸に続いているのか確かではなかったため、その見た目から「スノーヒル」とだけ名付けたのでした。雪に覆われ、その様子がシーモア島などの不毛な台地が広がる様子とはまったく違っていました。スノーヒル島は氷のため、観光船が立ち寄ることはほとんどありません。1902年にノルデンショルド探検隊により建てられた小屋はまだ残っていて、アルゼンチンによって今でも管理保全されています。小屋は1901~04年のノルデンショルド探検隊の小さな博物館のようになっていて管理人が質問に答えてくれることもあります。この小屋は上陸地点より少しのぼったところにあり、多くの化石や海洋無脊椎生物を目にすることができます。島の高い場所へ歩く場合には化石物を崩したり壊すことのないように非常に気をつけながら歩くことが必要です。ミナミオオセグロカモメやオオトウゾクカモメ、ナンキョクアジサシの姿を見かけることはあるが、ここで営巣する生物はいません。
2005年11月初旬にはコウテイペンギンのコロニー(親鳥とともにいる3,885羽の幼鳥)、がスノーヒル島の南端より400メートルほどの定着氷の上で発見されました。