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ネコ・ハーバー (NEKO HARBOR)
アンドボード湾の東端付近、エレラ海峡とロンジェ島より11.3Kmの場所にあります。この小さな湾は1897~89年のベルギーのジェルラシ探検隊が、初めて海図に記しました。ネコ・ハーバーと名付けられたのは1911~12年と1923~24年に、この付近で広く活動していたノルウェーの捕鯨船ネコ号がこの場所をよく利用していたためです。ここには、アルゼンチンの避難小屋が建てられています。ゼンツーペンギン、ミナミオオセグロカモメ、オオトウゾクカモメが営巣しています。1987年には250番(つがい)のゼンツーペンギンがいたと記録されています。ウェッデルアザラシやカニクイアザラシが丸石の浜辺や小屋の周辺に姿を見せることがあります。氷雪藻も分布しています。ナンキョクカワノリやコケ類も雪が溶けた地表に見られます。オオトウゾクカモメが巣の周辺では警戒姿勢で攻撃してくることがありますので注意をしてください。少し高台にあるゼンツーペンギンのコロニー付近は、観光客が動き回れるほどのスペースがあります。浜の南東に歩を進め、そこから登ることでゼンツーペンギンの営巣地と素晴らしい景色を眺められる高台まで行き着くことが出来ます。この高台からの景観は、ジェルラシ海峡を望み、周辺の氷河の崩落がよく見かけられる場所でもあります。南極半島での上陸地として人気があります。