南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • エリア: 南極
  • 南極半島

ポート・ロックロイ(PORT LOCKROY)

パーマー群島のひとつ、ウィンケ島西岸のフラッグ・ポイントとレクイヤー・ポイントの間にある細長い湾にポート・ロックロイのあるゴーティエ島は位置しています。1903~05年、フランスのシャルコー探検隊により、探検隊のため政府への後ろ盾となったエドワード・ロックロイに因んで命名されました。ポート・ロックロイは、南極半島で頻繁に観光客が訪れる場所でもあります。ここを訪れる観光客は、隣にあるジュグラー岬にも上陸することが多いです。ジュグラー岬は大きな岩盤がむき出しとなっている地表にゼンツーペンギンたちが営巣し、そこから10mのなだらかな丘があり、さらに氷河に達する100mの高さまで傾斜が伸びていきます。積雪は12月中旬までありますが、それより後になると稜線や丘陵も姿を見せます。ゼンツーペンギンが標高の高い場所でも営巣している様子が見られます。いくつもの大きな氷河がジュグラー岬の東にあるアリス・クリークへと流れ込んでいます。この小さな湾は定着氷に覆われることが多く、この場所はジェルラシ海峡とノイマイヤー海峡を吹き抜ける風から守られています。英国によって建てられたゴーティエ島のタリバン作戦の小屋を訪れることも出来ます。多くの観光船はここと、近くのドリアン湾に上陸活動を分けて行うこともあります。ドリアン湾では、ゼンツーペンギンの営巣地と歩き回る広いスペースがあり、景観も素晴らしいです。

ジュグラー岬の水際は、ほとんど岩盤です。ゼンツーペンギンたちが丸石や散石のある地表で営巣しています。ここではゼンツーペンギンとキバナウが混じり非常に営巣地の密度が高いため、ルート上を歩く場合でも気をつけて行動してほしい場所です。夏の終わりにはグアノ(糞化石)と泥と溶けた雪が混じり合い地面や岩肌が非常に滑りやすくなります。キバナウは主にジュグラー岬の先端に営巣しているため、近づくのは困難です。それに彼らは非常に繊細であるため子育ての邪魔をしないようにすることが大切です。奥の方へ進むとさらにゼンツーペンギンたちが営巣していて、わりと広いスペースで観察することができます。
ゼンツーペンギン、ミナミオオセグロカモメ、キバナウ、オオトウゾクカモメがここで営巣しています。ミナミオオセグロカモメは、高所のゼンツーペンギンの営巣地の端に営巣しており、オオトウゾクカモメはジュグラー岬より南東のレクイヤー・ポイントに向かう場所で営巣しています。1988年には1616番(つがい)以上のゼンツーペンギンが確認されました。1996年の南極調査では1595個のゼンツーペンギンの巣が確認されました。ここには、ウェッデルアザラシや他のアザラシも良くやって来ます。特にアリス・クリーク沿いのクジラの骨がある辺りで見る事が出来ます。
コケ類、固着地衣類、ナンキョクカワノリも高所のゼンツーペンギン営巣地付近に見かけることが出来ます。

ポート・ロックロイ(PORT LOCKROY)

基本情報

ライブラリー

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