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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)7月14日氷河(Fjortende Julibukta)
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北緯79.12度 東経11.85度 クロス・フィヨルデンの出口近く、東に入り込んでいる浅いフィヨルドに流れ込むのが長さ約16キロの7月14日氷河(Fjortende Julibreen)で、フランスの革命記念日に因んでつけられた名前です。海に流れ落ちる幅約3キロの氷河は典型的な山岳氷河で過去10年余りは後退しつつあります。氷河の北側にある断崖(高さ約1,000メートル)では2種のウミガラス、ニシツノメドリ、ヒメウミスズメなどが、低い...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)ニーロンドン(Ny London)
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ニー・オーレスンの対岸に浮かぶのが、史跡のニーロンドン(Ny London)があるブロムストランドハル・オヤ(Blomstrandhalvoya)島です。ここは1911年に英国の探検家アーネスト・マンスフィールドが始めた北方開発会社による大理石採掘場の跡地です。1906年に発見された大理石を採掘すべく、ゴールドラッシュを彷彿させる投資が行われ、70名の人材と蒸気エンジンで動く大掛かりな機械類が持ち込まれ、鉄道トロッコも敷設され、労働...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)コングスフィヨルデン(Kongsfjorden)
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プリンス・カール・フォーランド島の北、スピッツベルゲン島に食い込んだ二股に分かれたフィヨルドです。コングスフィヨルデンにはかつての炭鉱が近代的な国際北極観測村に様変わりしたニー・オーレスンと対岸にある、鉱山投機の失敗例のニーロンドンがあり、北に延びるクロスフィヨルデンには鳥崖、海に流れ込む氷河、そして捕鯨時代、罠猟時代、第二次世界大戦といった歴史の足跡も見られるでしょう。 両フィヨルドとも南の...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)クロスフィヨルデン(Krossfjorden)
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クロスフィヨルデンはコングフィヨルデン出口から北に延びる約30キロのフィヨルドで、その奥にリリーフク・フィヨルデン(Lilliehöökfjorden)、モーレー・フィヨルデン(Möllerfjorden)、そしてその先のコラー・フィヨルデン(Kollerfjorden)に枝分かれしています。スヴァールバル海域の海水観測は1906~7年からクロスフィヨルドとラウド・フィヨルドで行われており、気候変化を最も受けやすいフィヨルドとして注目を受けています...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)プールピンテン(Poolepynten)
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イス・フィヨルデンを出て北に向かうと、スピッツベルゲン島西岸沖にある南北に細長い(約86キロ)島が見えますが、それは1625年、英国・アイルランド王に即位したチャールズ(カール)Ⅰ世にちなんでつけられたプリンス・カール・フォーランド島です。プーレピンテンは島中ほどの東側に突き出た低い半島で、何度もこの海域に探検に来ていた英国ジョナス・プーレにちなんだ名前です。ここはセイウチの群れのお気に入りの浜辺がありま...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)アルクホーネット(Arkhornet)
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北緯78.2度 東経13.8度 イス・フィヨルデン(アイスフィヨルド)の入り口近くにある、高さ437㍍の断崖は、アルクホーネット(ウミスズメの角 Ark=Auk)と言う名前が示す通り、奇妙な形をしていて、6万番(つがい)と言われるミツユビカモメやウミスズメそしてハシブトウミガラスの大営巣地です。種類別に住み分けている様をご覧ください。ここでは高緯度北極の典型的な生態を見る事ができます:美しい山々と氷河の景...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)ヴァルソルブクタ(Varsolbukta)
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北緯77.76度 東経14.32度 ヴァルソル湾はベルスン入り江の北岸、ヴァン・ミェン・フィヨルド入り口近くにある浅い湾で、ノルウェーのスヴァールバル探検隊(1914)が使った沿岸警備艇ヴァルソル(春の光)号の名前が付けられた、荒々しい山々と美しい景色が圧倒的です。インゲボルグ山(Ingeborgfjellet)の断崖とそれに続く瓦礫の斜面は何万羽ものヒメウミスズメの営巣地です。そこからの栄養豊かな雪解け水でふさふさとし...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)ベルスン(Bellsund)
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ホルンスン・フィヨルドの北隣にあるベルスンは長さ20キロほどの入り江ですがその先に、80キロ以上も内陸に入り込んでいるヴァン・ミェン・フィヨルド(北)、ヴァン・キューレン・フィヨルド(南)、そして入り口近くにある短いレチャーシェ・フィヨルドの3つのフィヨルドの出口合流部分を成しています。17世紀初頭にやって来たオランダ人捕鯨業者が、入り口近く南岸に見える釣鐘状の形をした山々を見てベル(鐘)と名付けたようです...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)ワースレーネセット(Worsleyneset)
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ウッド・フィヨルド北部とリーフデ・フィヨルド合流地点に突き出た、Reinsdyrflya(Reindeer plain=トナカイ平原)南部の岬がワースレーネセットです。南極へシャクルトン隊にも同行したフランク・ワースレーが1925年の北極探検隊の船長でもあり、その名を称えるために付けられたものです。最高地点がわずか95メートルのこの平地は広さ約250㎢ほどで、狩猟時代の狩猟小屋、動物の骨そして廃棄されたわななどが残っています。トナ...
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- スヴァールバル諸島(ノルウェー領)モナコ氷河(Monacobreen)
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この壮大で美しいモナコ氷河は幅約5キロでスピッツベルゲン島北岸のリーフデ(愛)フィヨルドに氷山を押し出しています。1906/7年氷河測量の探検隊後援者でもあったモナコのプリンス・アルバートにちなんでつけられたものです。後退した今ではヌナタク(岩峰)を挟んで2つの部分に分かれています。先端の崩落面ではミツユビカモメやキョクアジサシなどが、氷河の底の部分が融けて湧き上がる水と共に水面近くに上がってきたプランク...