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南極旅行
南極クルーズ
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南極旅行&クルーズ標高約2,000mにも達する
南極半島。 - 南極大陸から南米大陸に向かって北に延びる南極半島は、ほぼ全域が氷河に覆われ、標高約2,000mにも達します。半島の東岸にはラーセン棚氷が張り出し、ウェッデル海からの氷山の密集地に続いています。西岸にはサウスシェトランド諸島やパーマー群島など、多くの島が点在しています。
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"比較的しのぎやすい、夏の南極半島北の沿岸部。
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ナンキョクミドリナデシコ
- 南極半島北の沿岸部での夏の気温は、-5度~+5度で、比較的しのぎやすい地域です。沿岸には露岩地帯も多く、動植物も比較的豊富で、南極では、唯一、ナンキョクコメススキやナンキョクミドリナデシコの2種類の顕花植物が自生しています。 半島や島々には、南極条約による多くの動植物の特別保護地区があります。また、各国の観測基地が点在していて、気象や野生生物などの観測をおこなっています。
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美しい大自然と野生生物の楽園を満喫。
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野生生物の観察
- 南極旅行では、野生生物の観察と壮大な大自然を見る事に主眼をおいています。しかし、この地球上にあって、太古からの大自然が今に残る南極を人類共有の財産として後世に残すべく、南極条約によって厳しく規制されています。私たちは、規則を遵守して、ありのままの南極を見学する必要があります。南極旅行は、人生観を変えるほどの素晴らしさと感動があります。是非生涯に一度は、地球最後の秘境・南極を訪れて壮大で美しい大自然と野生生物の楽園を満喫されてみてはいかがでしょうか?
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南極半島のみどころ
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人類が初めて南極半島を目撃したのは、1820年頃のことでした。
●南極半島地域の主な動植物
- ペンギン科: アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ゼンツーペンギン、マカロニペンギンなど
- アザラシ科: ミナミゾウアザラシ、ウェッデルアザラシ、カニクイアザラシ、ヒョウアザラシ、ロスアザラシ
- アシカ科: ナンキョクオットセイ
- クジラ目: ミンククジラ、ザトウクジラ、シャチなど
- ミズナギドリ目: アホウドリ科、ミヅナギドリ科、ウミツバメ科など
- ペリカン目: ズグロムナジロヒメウなど
- チドリ目: トウゾクカモメ科、カモメ科
- 顕花植物: ナンキョクミドリナデシコとナンキョクコメススキの2種、コケ、地衣類
- ※南極旅行&クルーズでの見どころは、一例です。一度の航海ですべてを訪れるわけではありません。気象、海象、氷など厳しい自然環境の下で航路や上陸する場所が変更になる場合があります。予めご了承ください。※を押すと地図に戻ります。
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- ミケルセン・ハーバー(Mikkelsen Harbor)
- ミケルセン・ハーバーは南極半島西岸中部にごく近いトリニティー島の南岸に位置しています。この場所は、1901~1904年のスウェーデンの南極探検隊ノルデンショルドによって発見されたところです。この湾は、捕鯨船団の停泊場所として使われていました。ミケルセン・ハーバーは、捕鯨船の船長のクラリウス・ミケルセンに因んで格付けられました。
島には、ゼンツーペンギンの営巣地と小屋と無線の通信塔があります。
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- シェルヴァ・コヴ(Cierva Cove)
- シェルヴァ・コヴは、南極半島、ヒューズ湾のハーシェル岬南側に位置しています。
オートジャイロ(1923年に初飛行、ヘリコプターの先駆け)の発明者であるジュアン・デ・ラ・シェルヴァに因んで名付けられました。
シェルヴァ・コヴは、氷山が集まる場所として知られています。ここには、アルゼンチンの夏の観測基地「プリマベイラ」があります。
※シェルヴァ・コヴでは、でゾディアック・クルージングを予定しています。また、状況が許せば、プリマベイラ基地近くに短時間の上陸を予定しています。
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- メルキオール諸島(Melchior Islands)
- 南極のメルキオール諸島は、ダルマン湾の南に位置する群島です。子育てが終わりに近づくとナンキョクオットセイのオスどうしの覇権争いが始まり、互いに吠えたて合う姿が見られます。
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- ポータル・ポイント(Portal Point)
- 南極半島、グレアムランドの西岸、ルクリュ半島のシャーロット湾の入口に位置し、絶景の山々やクレバスの多い氷河、海面まで伸びる氷舌に囲まれています。 ポータル・ポイントの名前は、1956年に、この場所に避難小屋を建てた英国人によって名付けられました。 この小屋は1956年~58年まで使用され、主に、この地域の探検と地質調査が行われました。1997年、この記念すべき避難小屋は解体されフォークランド諸島に運ばれました。
現在、この避難小屋は、フォークランド諸島のフォークランド博物館に展示されています。
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- エンタープライズ島(Enterprise Island)
- エンタープライズ島は、南極半島、ウィルヘルミナ湾のナンセン島の北端に位置しています。この島は、1898年、ジェルラシが率いるベルギーの南極探検隊によって発見されました。当時は、ナンセン島とエンタープライズ島を総称してナンセン諸島と呼ばれていました。エンタープライズ島は、1900年代初頭にこの海域で操業していた捕鯨業者たちによく知られた島で、今でもこの島々の一部の地域には捕鯨時代の面影を残す人工の遺物が見られます。
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- ウィルヘルミナ湾(Wilhelmina Bay)
- 南極半島のウィルヘルミナ湾は、リクラス半島とアンナ岬の間に広がっており、グレアムランドの西側の海岸に位置しています。この湾は、1897~99年に行われたベルギーの南極探検のジェルラシによって発見され、そして1948年まで統治した当時18歳のオランダのウィルヘルミナ女王の名が付けられました。湾は24km四方に渡って氷に覆われおり時折クジラが観察できる湾として知られています。
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- オーン・ハーバー(Orne Harbor)
- 南極半島のオーン・ハーバーは、エレラ海峡の北の入口近くのアークトウスキー半島の北西部に位置しています。1898年にベルギー南極探検隊のジェルラシによって発見され、捕鯨業者によって名付けられました。湾は氷河に囲まれた2つの部分からなっていて、湾の南側の入口には、スピゴットと呼ばれる286mの真っ黒な峰がそびえ立っています。
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- クーバービル島(Cuverville Island)
- クーバービル島は、ロンジェ島とアートフスキー半島の間にある南極のエレラ海峡に位置するクーバービル島は、1897~99年に行われた南極探検隊のジェルラシによって発見され、フランス海軍副司令官の名前が名付けられました。
高い崖が南風を遮る北向きの斜面には豊かな太陽光を浴びてコケ類が増殖しており、岩の割れ目にはマダラフルマカモメやユキドリが巣を作っています。海辺近くの岩にはナンキョクアジサシやキバナウ、ミナミオオセグロカモメ、トウゾクカモメやサヤハシチドリが巣を作っています。ここには、南極一と言われる大規模なゼンツーペンギンの営巣地があり、海との間を行き来するペンギンの姿が見られます。
ここでは、カニクイアザラシやヒョウアザラシ、ミンククジラ、ザトウクジラなども見られるかもしれません。
島を囲む半島側やロンジェ島からの氷河が海に流れ込む雄大なパノラマをお楽しみ頂けます。
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- ダンコ島(Danco Island)
- ダンコ島はエレラ海峡の南の端に位置しています。全長1.6kmの比較的小さい島ですが標高は180mもあります。
ダンコ島の頂上からは、山々に囲まれたクレバスの多い氷河の壮大な風景をお楽しみいただくことができます。エレラ海峡は、ミンククジラやザトウクジラが良く観察できるポイントとして知られています。また、この海域には美しい氷山が流れこんで集まってきます。さらに、島の斜面には、約1,600番(つがい)のゼンツーペンギンの営巣地があります。
ダンコ島には、かつてイギリスの南極調査基地「O」があり、この基地を拠点にこの地域の探検と地質の調査が行われていました。この調査は、1959年に完了し基地は閉鎖されました。2004年には基地が撤去されたものの、岸辺には基地があったことを示す標識が残っています。
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- ウォーターボート・ポイント(Waterboat Point)
- 南極のウォーターボート・ポイントはパラダイス湾の一部でもあり、干潮時に南極大陸本土とつながる興味深い場所です。満潮時には、この水域をゾディアック・ボートで観光します。
1921年~22年、二人の科学者がこのポイントでペンギンの生態調査を行いました。彼らのキャンプ跡地は、南極の史跡となっています。
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- ネコ・ハーバー(Neko Harbor)
- 南極半島のネコ・ハーバーは、南極のエレラ海峡を約11km南に下ったアンドヴォー湾の東端にあります。1897年、ベルギー南極探検隊のジェルラシによって発見され、この湾で操業していた捕鯨母船「ネコ号」に因んで名付けられました。
その後もネコ号は、1911年~12年と1923年~24年にサウスシェトランド諸島や南極半島で操業を行っていました。ここでは、250番(つがい)のゼンツーペンギンの営巣地が見どころとなっています。
ネコ・ハーバーには、大きな氷河があります。アンドヴォー湾の素晴らしい景色は、氷河の尾根から眺める事ができます。氷河にはクレバスがありますので、指示されたルート内での行動をお願い致します。
海岸には氷河の崩落に伴う予想もしない大きな津波が押し寄せる事がありますので、上陸中は海岸から離れた場所で見学してください。
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- パラダイス湾、アルミランテ・ブラウン基地
(Paradise Harbor /Almirante Brown) - 南極半島のパラダイス湾は、捕鯨船の最良の停泊地であったため、捕鯨業者によって名づけられました。この湾には、アルゼンチンのアルミランテ・ブラウン基地があります。その背後の小高い丘からは、息を飲むように美しいパラダイス湾の全景を望むことが出来ます。この一帯の断崖には、ズグロムナジロヒメウやキョクアジサシ、マダラフルマカモメが営巣しています。また、スコントープ入江のペッツバール氷河を仰ぎ見ながらのダイナミックなゾディアック・クルージングもお楽しみ頂けます。
- パラダイス湾、アルミランテ・ブラウン基地
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- ノイマイヤー海峡(Neumayer Channel)
- 南極のノイマイヤー海峡は、全長25.75km、幅2.4km、空高くそびえる断崖が印象的な海峡です。船のデッキから壮大な南極の景色や海鳥の観察をお楽しみください。この海峡は、アンバース島とウィーンケ島、ドゥメール島の3つの島を分け隔てています。アンバース島側にはこの界隈最も高いフランス山(2825m)をはじめ、アガメムノン山(2575m)、ヘクター山(2225m)といった山々がそびえ、そこから流れ出る氷河が雄大な景色を作っています。
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- ダモイ・ポイント(Damoy Point)
- ダモイ・ポイントは、ウィーンケ島の西に位置し、ポートロックロイを訪れる際の北の玄関口です。
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- ポートロックロイ (Port Lockroy)
- ポートロックロイは、南極のパーマー群島、ウィーンケ島の西側に位置し、ジュグラー・ポイントとゴーディエ島からなり、1903~05年に行われたフランス南極探検隊のシャルコーによって発見され、ポートロックロイの名前はその時の後援者であったフランスの政治家エデュアルド・ロックロイに因んで名付けられました。ゴーディエ島には第二次世界大戦中のタバリン作戦の一環で英国南極観測局(Aベース)が建設されました。
観測局は、1944~62年まで活動していました。歴史的重要性から1996年に改修されて夏の間だけ観光訪問者のために開けています。現在、博物館兼郵便局、ギフトショップとして使用されていて、切手やハガキ、お土産などを購入することができます。 ここでの売上は、南極の探検史や航海史における重要な歴史的遺産を保護する活動の一助となっています。
ここには、ゼンツーペンギンの営巣地がありますが、ポートロックロイの観測隊によりゼンツーペンギンが観光訪問者を見たときの動作、感情の動きなどの研究をするため、常に監視しています。立ち入り禁止区域には立ち入らないようにしてください。
※1:ポートロックロイで投函された郵便物は、送り先に到着するまでに3ヶ月ほどの期間を要します。
※2:ハガキの切手代は、1枚1ドルです。ご準備の上、上陸の際にご持参ください。
また、南極旅行の記念にお土産の購入も可能です。米国ドル、ユーロ、英国ポンドの現金と50ドル以上のお買い物の場合、VISA、マスター、ダイナースなどのクレジットカードもご利用いただけます。
※3:ここでは、一度に全員が上陸する事が出来ませんので、ポートロックロイとジュグラー・ポイントに分かれ交代でご案内いたします。
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- ジュグラー・ポイント(Jougla Point)
- ジュグラー・ポイントは、岩でできた小さな半島で氷河と隆起した海岸から形成されています。見所としては復元されたクジラの骨格があります。また、ゼンツーペンギン、マダラフルマカモメ、キバナウ、そしてカモメが小さな石や岩のまわりに巣を作っています。時折、クジラの骨が置かれているアリス入り江の海岸線にウェッデルアザラシが顔を出すこともあります。
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- シャルコー泊地(Port Charcot)
- シャルコー泊地はブース島の北海岸に位置します。1904年にジャン・バティスト・シャルコーによって発見され、彼の父親に因んで名付けられました。1904年にシャルコー探検隊の船員はこの地で越冬しています。彼らの船、フランセーズ号(Francais)はここに停泊し、船上で寝泊まりしていましたが、岸辺に基地を設け、科学観測や非常時の緊急避難所に利用していました。
※ここでは、上陸と氷山街道でのゾディアック・クルーズを予定しています。
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- ルメール海峡 (Lemaire Channel)
- 南極半島のグレアム海岸北端とブース島の間に位置し、長さ11.2km、幅は最低450m、平均水深400mのルメール海峡は、南極半島西岸で最も風光明媚な海峡として人気があります。特に日の出と日の入りの時間帯の美しさは筆舌に尽くせません。ここでは、よくミンククジラを見かける事ができます。
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- プレノー島(Pleneau Island)
- 南極のプレノー島は、ルメール海峡の南に位置し、ボブガード島とブース島の間に位置しています。プレノー島には、ゼンツーペンギンの営巣地があります。また、時々、ゾウアザラシの姿も見る事ができます。ここには氷山の墓場と言われる場所があり、巨大な卓状氷山や年代の古いもの、上下がひっくり返った氷山などが数多く見られます。これらの氷山の多くは遥か南にあるロス棚氷から分離し流れ着いたものです。
この島の名前は第二次シャルコー探検隊の写真担当隊員、ポール・プレノーの名が付けられたものです。
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- ピーターマン島(Petermann Island)
- 海抜200mの円蓋地形のピーターマン島はルメール海峡の直下にあり、ウィルヘルム群島のボブガード島の南西に位置しています。この島は、1873~74年のダルマン南極探検隊により発見され、ドイツの地理学者で探検を援助したアウグスト・ピーターマンに因んで名付けられました。フランスの探検家ジャン・バティスト・シャルコーと彼の乗った船プルクワ・パ号(なぜ駄目なのか? の意味)は、1909年にこの島で越冬しました。入江のビーチには、1955年に建てられたアルゼンチンの避難小屋があります。また、その近くには、1982年8月にここで命を落とした3人の英国科学者の記念碑(十字架)を見ることができます。
この島の北側では雪解けの時に草やコケなども見られます。
ピーターマン島から北側のルメール海峡や南側のグレアムランドの雄大な風景を遠望する事ができます。
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- 南極圏(The Antarctic Circle)
- 通常の南極クルーズでは、上陸観光だけでも変化に富んだ非日常の日々を楽しむことができますが、その上、さらに南極圏に突入することができれば、生涯忘れることのできないすばらしい南極旅行の思い出となることでしょう。
よりダイナミックな氷山や氷河など、南極圏には、壮大な大自然が広がっています。
この南極圏突入のビッグイベントは、通常、海上で訪れることになります。ブリッジにお集まりいただき、GPS受信機が南緯66度33分を示す瞬間を是非、記念撮影してください。
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