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南極豆知識

南極豆知識 未知なる南極大陸、偉大なる探検家の足跡…、ご存じですか?南極豆知識 未知なる南極大陸、偉大なる探検家の足跡…、ご存じですか?

ロバート・ファルコン・スコットの隠れた偉業

ローアル・アムンゼンによる史上初の南極点制覇に遅れること33日、ロバート・ファルコン・スコットの南極点到達は、今ではその悲劇性ばかりが語り草となっています。
しかしながら、彼はこの遠征の中で2つの偉業を成し遂げています。

1.南極大陸での気球による遊覧飛行

1902年、英国陸軍の協力を得ることにより、南極大陸での初の気球観測を実施し、高度250mから壮大な氷の大地を眺望しました。

2.古生代の植物の化石を採取

2億~3億万年前に、「超大陸ゴンドワナ」で繁栄をきわめたとされる古生代の裸子植物「グロッソプテリス」を南極点到達後の帰還中に発見。「グロッソプテリス」の化石は、広くタスマニア、ニュージーランド、南アメリカ南部で発見されており、「超大陸ゴンドワナ」の仮説の根拠の一つとなっています。

4つの南極点

4つの南極点 イメージ
1.地理上の南極点 (Geographical South Pole)

南極大陸の氷床上に位置する地球の回転軸の南端。標高2,835m、最も近い大陸の沿岸から1,270km、南緯90°の地点。1911年12月14日、ノルウェーの探検家 ローアル・アムンゼンによって初制覇。現在は、米国のアムンゼン・スコット基地内に位置しています。

2.南磁極 (Magnetic South Pole)

絶えず移動する地球の磁力が収束する地点。東経138°14’ 、南緯64°30’(2004年現在)。地球の磁力は常にその強度を変化させながら、常に垂直に作用しているため、方位磁針のS極は地球のどこからでも、この南磁極の一点を指し示します。現在はアデリーランド沿岸の南極海の中に位置し、毎年、北北東に約4 kmずつ移動しています。

3.南磁軸極(Geomagnetic South Pole)

地球を取り巻く磁場の軸の南端の磁軸極は、地球の磁力が及ぶ範囲(磁気圏)まで延びており、そこには太陽からの「太陽風」の流れが絶えず地球に吹きつけていて、成層圏にドーナツ状のプラズマを溜めこみます。これがオーロラの発生起因と言われており、オーロラ現象はこの南磁軸極より東経23°の方向に集中して発生しています。現在、近くにはロシアのボストーク基地があります。

4.到達至難極(Southern Pole of Inaccessibility)

南極大陸の中で周囲の海岸線から最も遠い地点。南極大陸の氷床上に位置し、どの沿岸からも1,300km以上の距離があります。

南極大陸への巨大隕石の衝突

宇宙科学の専門家たちは、南極大陸において、こんな調査も行っています。 地球誕生以降の歴史において何と、恐竜たちが絶滅したとされる隕石衝突のさらに以前に、超巨大隕石衝突があり大量絶滅を引き起こしていたと言うのです。東南極大陸の氷床上には幅482km、深さ1.6kmにも及ぶ巨大クレーターがひっそりと存在しており、衛星による重力観測調査が行われました。

恐竜の棲息

南極、ロス海のロス島近くの海底で、変わった海棲爬虫類の骨が発見されました。それらは化石の状態で発見され、調査において様々な点でティラノザウルス等の肉食動物の体の形状や、四つ足の獣脚類の特徴を持っていることが明らかになりました。

研究施設を建設することの困難さ

絶え間ない風雪により建物は、埋められ破壊されます。また、南極大陸のほとんどの場所は3,200m以上の氷床に覆われており不均衡です。南極点が1年に10m移動しているように、氷床や氷河の移動には莫大なエネルギーが作用しており、また、予測がつきません。

エルスワース山脈の発見と、その名の由来は、リンカーン・エルズワースによる南極大陸横断飛行

南極の探検史において、1935年のリンカーン・エルズワースと飛行機操縦士 ヘルベルト・ホリック・ケニヨンによる初の南極大陸横断飛行は、まさしく画期的な探検でした。全飛行距離3,540km、4度の中継を挟み、約20時間にも及ぶ大掛かりな飛行は、現代とは比較にならないほどの簡易な飛行機材で達成されました。

「南極の潜水士」-コウテイペンギン

「南極の潜水士」-コウテイペンギン

コウテイペンギンは、常時150~200mも潜水することができ、調査した限りで最大565mに及んだという記録が残っています。
平均3~6分、時には20分以上呼吸をせずに、魚・オキアミ・イカを求めて泳ぎ回ります。

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南極点&コウテイペンギンの旅

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