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南極探検の歴史 | History of the expedition to the SOUTH Pole

南極の探検史

1498年 バスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)/ポルトガルの探検家
→ヨーロッパからアフリカ最南端の喜望峰を経てインドへ航海。
1520年 フェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan)/ポルトガルの探検家
→史上初の世界一周を成し遂げた(マゼラン海峡の通航に成功)。
1578年 サー・フランシス・ドレーク(Sir Francis Drake)/イギリスの航海者
→ドレーク海峡を航海し、地球の最南端には広大な海洋が広がっていることを証明。
1642年&1644年 アベル・ヤンスゾーン・タスマン(Abel Janszoon Tasman)/オランダの探検家
→オーストラリア大陸が独立した大陸であることを証明。
1772年~75年 ジェームス・クック(James Cook)/イギリスの海軍士官、海洋探検家
→2度目の航海で、サウスジョージア島とサウスサンドウィッチ諸島を発見。
1772年 イヴ・ジョセフ・ド・ケルゲレン・ド・トレマレック(Yves Joseph de Kerguelen de Trémarec)/フランスの海軍士官、探検家
→2度の航海でケルゲレン諸島を発見。
1819年 ウィリアム・スミス(William Smith)/イギリスの地質学者
→サウスシェトランド諸島の発見。
1820年 ファビアン・ゴッドリーフ・フォン・ベリングスハウゼン(Fabian Gottlieb von Bellingshausen)/ロシア帝国海軍准将
→サウスサンドウィッチ諸島の測量とピヨートル1世島の発見、べリングスハウゼン海発見、南極大陸を周航。
1820年 エドワード・ブランスフィールド(Edward Bransfield)/イギリス海軍
→南極のサウスシェトランド諸島を記録。
1820年11月16日 ナサニエル・ブラウン・パルマー(Nathaniel Brown Palmer)/アメリカのアザラシ猟の船長
→南極半島の沿岸と思われる陸地を沖合5kmから目撃。
1822年 ジェームス・ウェッデル(James Weddell)/イギリスのアザラシ猟の船長
→ウェッデル海で、南緯74°15′まで到達。
→新種のウェッデルアザラシを発見。
1839年 ジョン・バレニー(John Balleny)/イギリスの捕鯨船長
→バレニー諸島と南極大陸のサブリナ海岸を発見。
1837年~40年 ジュール・デュモン・デュルヴィル(Jules Sébastien César Dumont d'Urville)/フランス南極探険隊
→サウスオークニー諸島とサウスシェトランド諸島の地図を作成。
→アデリーランド(東経140°付近の南極大陸)を発見。
1838年~42年 チャールズ・ウィルクス(Charles Wilkes)/アメリカの海軍士官、探検家
→ウィルクスランドと呼ばれる南極大陸の沿岸の大部分を発見。
1839年~43年 サー・ジェームズ・クラーク・ロス(Sir James Clark Ross)/イギリスの北極・南極の探検家
→ビクトリアランド(ロス海西岸部分)を発見、エレバス火山を発見。
→ロス海沿岸の海図を作成。
1897年~99年 エイドリアン・ジェルラッシュ・デ・ゴメリャン( Adrien Gerlache de Gomeryan)/ベルジカ号によるベルギー探検隊
→国際的な探検隊としてベルジカ号で南極の科学的な調査に出港したが、氷に閉じ込められ南極初の越冬船となる。
1893年 カール・アントン・ラーセン(Carl Anton Larsen)/ノルウェー・イギリス南極探検隊
→グレアムランドのいくつかの地形を発見し、フォイン・コースト、キング・オスカー・ランド、ヤーソン山、ロバートソン島と命名。
1895年1月24日 カールステン・ボルヒグレヴィンク(Carsten Borchgrevink)/ノルウェーの南極探検家
→南極大陸のアデア岬で初の越冬。ソリでロス棚氷を南に16km旅をした。
1898年 カールステン・ボルヒグレヴィンク
→イギリス隊を率い、初の南極大陸冬季探検(サザンクロス探検)を行った。
1901年~03年 エーリッヒ・ダゴベルト・フォン・ドリガルスキー(Erich Dagobert von Drygalski,)/ドイツ南極探険隊
→ウィルヘルム2世ランドを調査。
1901年~04年 ロバート・ファルコン・スコット(Robert Falcon Scott)/イギリス南極探検隊
→第1回イギリス南極探検隊(ディスカバリー号の探検)。
→南極点到達を目指し、残り733km(南緯82)の地点で断念。
→ペンギン生態観察等を行い、南極に関する多くの科学的知見を得た。
1901年~04年 オットー・ノルデン・ショルド(Otto Nordenskjold)/スウェーデンの南極探検隊
→ウェッデル海を目指したが、探検船アンタークティック号は氷に押しつぶされ沈没。
1903年11月、ようやく生存者全員が救出された。この探検で、多くの科学的貢献をおこなったことで知られる。
1902年~04年 ウィリアム・スピアーズ・ブルース(William Speirs Bruce)/スコットランド南極探検隊
→コーツランドの北東部分を発見。
1903年 ジャン・バティスト・シャルコー(Jean-Baptiste Charco)/フランス南極探険隊
→南極半島のかなりの海域の海図を作成。
1907年~09年 アーネスト・シャクルトン(Sir Ernest Henry Shackleton)/イギリス南極探検隊
→「南極点と南磁極」到達を目指したが、南極点まであと180kmの地点(南緯88°23′)で食料欠乏のため、南極点到達を断念。南磁極への到達とエレバス山への登頂は、オーストラリア人のエッジワース・デービットとダグラス・モーソンによって達成。
1908年 ジャン・バティスト・シャルコー(Jean-Baptiste Charcot)/フランス南極探検隊
→探検船プルクワ・パ号で再び南極に戻り、南極半島の海岸線2,222kmの測量をおこなった。
1911年~14年 サー・ダグラス・モーソン(Douglas Mawson)/オーストラリア南極探検隊
→オーストラリア南極探検隊を率いて、オーストラリアに近い南極沿岸のジョージ5世ランドとアデリーランドの探検をおこなった。
1911年12月14日 ロアール・アムンセン(Roald Engelbregt Gravning Amundsen)/ノルウェーの探検家
→人類初の南極点到達を果たす。
1912年1月17日 ロバート・ファルコン・スコット(Robert Falcon Scott)/イギリス探検隊
→南極点到達を果たすが、帰路遭難し、4名の隊員(エドワード・ウイルソン、ローレンス・オーツ、ヘンリー・バワーズ、エドガー・エヴァンス)とも全員死亡。
1912年1月28日 白瀬矗(しらせ のぶ)/日本の南極探検隊
→南緯80度、西経156度37分に到達、大和雪原(やまとゆきはら)と命名し帰国
1912年 ヴィルヘルム・フィルヒナー(Wilhelm Filchner)/ドイツ南極探検隊
→ドイッチュランド号 から ルイトポルド・コースト を発見。
1914年12月
~1916年5月
アーネスト・シャクルトン(Sir Ernest Henry Shackleton)/イギリスの南極探検隊
→ウェッデル海から南極点を通過してロス海へ至る南極大陸横断探検。
→探検船エンデュアランス号がウェッデル海で氷に押しつぶされ沈没、約1年8ヶ月にわたる漂流の末、生還。
1928年11月16日 サー・ヒューバート・ウィルキンス(Sir Hubert Wilkins)/オーストラリア
→ロッキードベガ単発機でデセプション島から南極半島へ初飛行。
1929年11月29日 リチャード・イブリン・バード(Richard Evelyn Byrd)/アメリカの探検家
→人類初の南極点上空飛行を果たす。その後、1929年、1934年、1940年に南極にて越冬。
1934年~37年 ジョン・ビスコー(John Biscoe)/イギリスのグレアムランド探検隊
→南極のグレアムランドを広く調査し、グレアムランドは群島ではなく、南極大陸の一部である事とジョージ6世棚氷によってアレキサンダー島と南極半島と切離れていることを実証。
→ビスコー諸島の氷に覆われた低地の島をワトキンス島と命名。
1936年 リンカーン・エルズワース(Lincoln Ellsworth)/アメリカの極地探検家
→初の南極大陸横断飛行を果たす。
1947年11月~12月 フィン・ロンネ(Finn Ronne)/アメリカのロンネ南極調査隊
→南極のウェッデル海に張り出した棚氷で、バークナー島を境に東側がフィルヒナー棚氷、西側がロンネ棚氷。
二つ併せてフィルヒナーロンネ棚氷を航空機からの観測で発見。
1951年 ヴィヴィアン・フックス(Sir Vivian Ernest Fuchs)/イギリス連邦南極横断探検隊
→100日かけウェッデル海からロス海までをエンジン付きのソリで横断、地震波の測定や重力の測定、極点の氷の厚さや氷の下に大陸のあることを確認。
1958年1月4日 サー・エドモンド・ヒラリー(Sir Edmund Percival Hillary)/イギリス連邦南極横断探検隊
→農耕用トラクターで南極点に到達。

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