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ホープ湾(HOPE BAY)
南極半島の端にあり、南極海峡へ向けて口をあけているホープ湾は長さ4.8Km幅3.2Kmの湾です。1901~04年スウェーデンのノルデンショルド探検隊によって発見され、アンダーソンとドゥース、グランデンが越冬したことを称え名付けられました。歴史が好きな人にとってここの小屋跡を訪ねることは必須と言えるでしょう。アルゼンチンのエスペランサ基地近くにあり、観光客が使用する船着き場近くにあります。この船着き場から南の緩やかな傾斜地を基地が占領していてそこから南~南東へ向けた裏手にイギリス南極調査隊の小屋が残されています。
南西から西に向けては平原と湖が広がっており、基地の南と西側にはアデリーペンギンの営巣地がありますが、調査活動で制約があるためペンギンをよく見ることはできません。もしかしたら基地観光のチャンスがあるかもしれません。ここにはアルゼンチン人の家族が通年生活をしています。1985年には123,850番(つがい)以上のアデリーペンギンが確認されました。ペンギンの営巣地近くにある船着き場とヘリポートは今ではペンギンの調査のために立ち入り禁止区域となっています。また、ペンギンたちの間を駆け抜けるサヤハシチドリにも会えるでしょう。