南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • エリア: 南極
  • サウスシェトランド諸島

アイチョ諸島 (AITCHO ISLAND)

ロバート島とグリーンウィッチ島の間、イングリッシュ海峡の北口にあるアイチョ諸島には小さな島々が点在します。ロバート島を東に、ディー島を南西に、そしてディー島より少し離れた南にグリーンウィッチ島が位置しています。

観光客は、シシリア島の北西に位置する小さな島で上陸活動をおこなうことができます。これらの島々は1925~39年にわたって行われた海軍海図局(略称:H.O.) のためのディスカバリー調査探検期間中の1936年に地図上に記されました。これらの島は風により浸食されていて、立ち寄る船の風除けにはなりません。積雪は上陸地点より西側にあるコケ類の繁殖する地表を1月ごろまで覆っています。この場所は通常霧に覆われ、風変わりな景観を楽しむことができます。切り立った崖や数千羽のペンギンを見ることはできませんが、南極の『孤独』感を味わうことのできる場所です。ウェールボーン・ビーチに静かに座り、ゼンツーペンギンのヒナたちが興味深げに荷物をつつきに来たりひざに乗ってこようとする様子を見つつ、時が過ぎるのを感じるのも一興でしょう。比較的歩きやすい場所であり、多種の植物を観察することもできます。

この島の北東にある、小石や砂からなる浜の上陸地点は、比較的風や波から守られていることが多いです。浜から東に緩やかに上った場所から南西に延びるルートを歩くとヒゲペンギンやアザラシたちが見られ、ウェールボーン・ビーチを一望できます。ゼンツーペンギンは浜辺沿いに点々と営巣しています。ドレーク海峡から近い場所にあるため浜辺にはプラスチックや金属の浮き、網など近海の漁船から出たとみられるゴミが漂着しているのをよくみかけます。
ゼンツーペンギン、ヒゲペンギン、そしてミナミオオフルマカモメがここでは営巣しており、キバナウやオオトウゾクカモメ、アシナガウミツバメも見かけることがありますがここで営巣しているわけではないようです。

1966年に行われた調査では314番(つがい)以上のゼンツーペンギン、3,500~4,000番(つがい)のヒゲペンギンが確認されました。稜線上ではヒゲペンギンの営巣地に近づくことがないよう注意が必要です。ここの営巣地は南極の営巣地における移り変わりをモニターする目的のある場所であり継続的な頭数調査が行われています。ミナミオオフルマカモメは北から北西にかけて多く繁殖していて上陸地点からは離れています。非常に憶病な鳥なので近づきすぎないよう十分な配慮を持って観察することが必要です。ウェッデルアザラシやミナミゾウアザラシたちも上陸地点の浜によく訪れます。1.6キロから3,2キロほど北西に歩いた場所にもゾウアザラシたちのたわむれる場所があります。ここは経験豊富なエクスペディション・スタッフによってガイドされるべき場所であり、春や初夏は雪が覆っているが雪が解けたらコケ類を踏まないように歩かなければなりません。雪層には氷雪藻も見ることができます。

クッションモス(コケ類)にびっしりと覆われた場所は島の西部、ウェールボーン・ビーチの北端より西側にあります。コケ類、ダイダイゴケ、そしてほかの固着地衣類、コケ類のカギハイゴケ、オオハリガネゴケ、蘚類(コケ類)なども見られます。緑藻(クラミドモナス)やナンキョクカワノリも広範囲に繁殖しています。北陵のミナミオオフルマカモメが営巣している付近は海苔に占領されています。保護されるべきであるコケ類を見分け、踏まないように歩くことは非常に重要です。薄い緑の表層を覆うナンキョクカワノリの上を歩くことは可能です。コケ類はスポンジのようにふわふわしていて多種にわたる緑色から茶色っぽい色のものまであります。

アイチョ諸島 (AITCHO ISLAND)

基本情報

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