南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

(6)写真撮影のヒント

●スナップ写真のヒント
・寒冷地ではバッテリーの消耗が早くなります。バッテリーは身体に密着させて温度を保つ事と予備のバッテリーを多めにお持ちになる事をお勧めします。
・雨や海水のしぶきなどからカメラや付属品を保護する為に、ファスナーで開閉できる防水仕様のバッグに入れて持ち運びください。ジップロック式のビニール袋をご活用いただくと便利です。
・南極クルーズ&旅行ではシャッターチャンスが豊富で、通常のご旅行の5倍程度の写真を撮られるのが普通です。予備のメモリーカードを数枚お持ちになる事をお勧めいたします。

 

●プロの写真家へのヒント
不必要な装備
・プロの写真家用ポケット付きベストは持ってくる必要はありません。南極クルーズ&旅行の上陸ツアーには、パルカ(防水・防寒ジャケット)の着用が義務付けられており、ベスト着用の余地はありません。
・ゾディアックに乗り降りする際、邪魔になる機材用大型サイド・バッグ。
 
●持っていて便利な基本的装具
・防水性カメラ・バッグ
・ゾディアックの乗り降りに便利で、小物入れが沢山ついた防水性の小型軽量の「リュックサック」や「バッグパック」。
・撮影場所の移動の際に撮影機材を運ぶためのフローティング・バッグ。
・南極の光線下の撮影はしばしば露出過多になる場合があります。1つの画像の撮影には大事をとって数回シャッターを押すことをお勧めします。
・南極半島や雪に覆われた上陸場所では強烈な太陽光線の反射があり、深い影が出来ます。その影を消す為に高精度のフラッシュ・ユニットが必要になります。
・折りたたみ式の三脚。
・鳥類の撮影にはシャッター・スピードが速い望遠レンズが必要になります。但し、それ以外のほとんどの場所では中間程度のズームレンズで大丈夫です。
 
●その他のヒント
・極地撮影用のフィルターも役に立ちますが必需品ではありません。空気が澄み切っていて塵ひとつ無いからです。南極地域では厳しい太陽光線が照らすかと思うと、たちまち霞がかった霧になり、目をくらます様な雪模様になったりする場合があります。気温が急激に下がるとバッテリーの消耗も早くなります。
バッテリーは体温で暖められる様身体の近くに密着させて持ち歩いてください。出来るだけ多く予備のバッテリーをご用意ください。
バッグやポケットの中に使い捨てカイロの様なものを入れ、その近くにバッテリーをしまう様にするのが良いでしょう。
そうすればバッテリーの消耗を遅らせる事が出来ます。
 
●デジタルカメラ撮影のヒント
・撮影した画像をその都度保存する為イメージ・タンクのご購入をお勧めします。特にRAWフォーマットで撮影した場合、画像データファイルの容量が大きすぎて多量に画像データを保存出来ない場合があります。
・予備のメモリーカードを多めにお持ちください。南極クルーズ&旅行では通常のご旅行の3倍から5倍のシャッターチャンスがあります。
・メモリーカードの枚数を減らす為には、パソコン等にダウンロード出来るメモリー・スティックをお持ち下さい。
・帰宅する前に写真を整理したり、プレゼンテーション用に編集したい方は、ノート型パソコンのご持参をお勧めします。
・パソコンとの接続に、USBを持参すると便利です。船内備え付けのコンピューターでも写真をダウンロードしたり、CDディスクへのコピーも可能です。
・船内備え付けのコンピューターの使用可能時間は掲示板でお知らせします。
 
●全ての写真撮影に関して
・船内ショップでは、撮影用の機材の購入は出来ません。
・露や埃でカメラが破損しない様、クリーニング・キットをお持ち下さい。
・船内でカメラ用バッテリーの販売は行っておりません。

(南極旅行乗船ガイド12-6)