寒さへの適応能力
南極で生息するすべての生物は極寒の気象条件に直面しなければなりません。通常、動物が活動できる気温の限界は体液が凍る0℃よりやや下から、蛋白質が凝固し分解したアルブミノイドが破壊される45~50℃の間です。
生存可能な最適気温は動物が耐えられる最高気温に近いものです。そして気候の変化に常に順応しなければならず、極地地方、砂漠、高山など条件が限界に近いところでは必然的に水陸共、動物の多様性は減少します。
動物は大きく2類型に分けられます。体内温度を周囲の温度に応じて変化させる変温動物と、比較的一定の体温を保つ常温動物の二種類です。
(南極旅行&南極クルーズ6-6)