プエルト・マドリン(Puerto Madryn)
アルゼンチンのバルデス半島にある海岸沿いの町、プエルト・マドリンは、アルゼンチンで2番目に大きな漁港です。
プエルト・マドリンのジョーンズ・ペリー礼賛
1882年、ラブ・ジョーンズ=パリー卿は、パタゴニアにウェールズからの移民が定住できる場所を探していいました。プエルト・マドリンを設立し、ウェールズにある彼の領地にちなんでプエルト・マドリンと名付けましたが、歴史によると、彼はこの地域について少し肯定的すぎる表現をしていたようです。
1886年に彼の賞賛に惹かれて船でやってきた162人のウェールズからの移住者たちは、彼の評価に同意せず、最初はこの地を快く思っていなかったと言われています。
プエルト・マドリンの現代版バードウォッチング
現在、プエルト・マドリンは人口10万人ほどの賑やかな人気観光地です。また、近くのバルデス半島は自然保護区であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。この半島には、グアナコ、レア、マーラ、そして180種以上の鳥類が生息し、豊かな自然が残されています。
プエルト・マドリンの海の生き物
プエルト・マドリンの海岸は、海洋哺乳類の宝庫としても有名です。保護区であるサン・ホセ湾には、5月から12月にかけてミナミセミクジラが交尾と出産のために集まってきます。海岸線と沿岸水域には、アシカ、オットセイ、ゾウアザラシ、マゼランペンギン、シャチが生息しています。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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