他の海鳥
他の海鳥(Other Seabirds)
ペンギン以外にも、他の海鳥たちは毎年大陸を訪れます。一般的に海鳥の飛来は海からエサを入手できるかどうかを左右する氷の季節変動に連動しています。海鳥は主にプランクトン、甲殻類、イカ、小魚を食べます。
アホウドリは他の鳥と異なり、大型で雄大な飛行が特徴で、特にワタリアホウドリの翼開張(よくかいちょう)は2〜3.5mです。アホウドリは繁殖する時のみ南極収束線付近の島を訪れ、それ以外の時は氷のない海域を飛行している遠洋性の鳥です。
6種類のアホウドリと7種類のペンギンに加え、南極の種と見なされている鳥は26種類です。その中に18種類のミズナギドリ、ミナミオオセグロカモメ、ナンキョクアジサシ、ウミツバメが含まれます。また、もう1つの鳥は捕食性の高いトウゾクカモメで、通常ペンギンの営巣地の上を飛び、捨てられたまたは一時的に保護されず放置された卵やヒナを狙います。
キバナウは通常ペンギンの営巣地の近くに巣を作る違う種類の沿岸居住者です。この鳥は非常に優れた飛行能力はありませんが藻類や餌を求め、水深12mまで潜水することができます。
(南極旅行/アンタークティカ21南極ハンドブック6-2)