マカロニペンギン
マカロニペンギン(MACARONI PENGUIN)
18世紀のイギリスでは、イタリアの最先端のファッションを取り入れたおしゃれな男たちが「マカロニ」と呼ばれていました。マカロニペンギンの名は、特徴的な金色の冠羽が、「マカロニ」の姿を連想させることからつけられました。
マカロニペンギンの個体数は約2,400万羽と推定され、最も個体数の多いペンギンの1つです。生息地は亜南極の島々で、南極大陸の営巣地は1つしかありません。マカロニペンギンは、他のマカロニペンギン属と同様に、2つ産む卵のうち、1つ目の卵が2つ目の卵よりはるかに小さい事で知られています。この小さな卵は滅多に孵化しません。この不思議な産卵の習性の理由はまだ解明されていません。
・ペンギンの足はなぜ凍らないのか?
ペンギンは氷の上に何時間も立っていますが、独特の方法で、足が凍らないようにしています。ペンギンの足は人間の爪と同じケラチンで出来ているため、人間の手足の様に凍傷になる事はありません。また、ペンギンの足には対向流熱交換という仕組みが備わっています。足首で血管が絡み合っており、足で冷えた血液を温め、体全体が冷えるのを防いでいます。
(南極旅行/ポセイドン南極読本7-1-13)