事実と数字
事実と数字(FACTS AND NUMBERS)
・グリーンランドの南北の距離は、2,670kmです。
・グリーンランド最北端から北極点までの距離は、740 kmです。
・グリーンランドの最南端はオスロやサンクトペテルブルグと同緯度です。
・グリーンランド氷床の最大の厚さは、3,400mです。
・グリーンランド氷床の平均の厚さは、2,300mです。
・グリーンランドの氷の量は、260万km2です。
・米国は戦略的地位から、グリーンランドの購入に興味を持っていました。 19世紀にはアラスカの買収を開始した米国国務長官であるウィリアムH.スワードがグリーンランドの買収も提案しました。1917年、グリーンランドの主権はデンマークにあることをアメリカが認める条件をつけて、バージン諸島をアメリカに売却しました。1946年に米国は1億ドルでグリーンランドを買収することを提案しましたがデンマークはその提案を拒否しました。
・1931年、ノルウェー人は当時無人だったグリーンランドの東海岸を占領し歴史的な議論に基づいてそれを主張しようとしました。(彼らは紛争地域を赤毛のエイリーク・ランドと呼びました)。 この問題に対し、国際裁判所はデンマーク側の主張を支持することを決定しました。
・グリーンランド人の約85%はルター派です。2011年、多くの国の新聞がグリーンランド初のイスラム教徒だったヌークのレストラン所有者バッサム・アザキア氏の記事を掲載しました。その年、ラマダンは夏の数か月と一致したため、アザキアは毎日21時間、食べ物と水を控えなければなりませんでした。これは夏のヌークで太陽が昇っている昼の時間です。
・ある理論によれば、チューレ人が12世紀にアラスカからグリーンランドへ移住したのは巨大な鉄隕石による力でした。隕石はイヌイットの崇拝の対象だけでなく、狩猟用の武器を作るのに必要な鉄の源にもなりました。ロバート・ピアリーは後にそれをグリーンランドから持ち出し、アメリカ自然史博物館に4万ドルで売りました。この話はグリーンランドで起こったペーター・ホウのカルト小説、陰謀のシナリオで描写されています。
(北極旅行/ポセイドン北極読本5-6)