帝国南極横断探検隊1914-1917
帝国南極横断探検隊1914-1917
Imperial Trans-Antarctic Expedition 1914-1917
イニーアス・マッキントッシュ中尉に率いられたロス海支隊は、アーネスト・シャクルトンのウェッデル海から南極点を経由してロス海に向かう探検隊を支援するためデポを設置する役割でした。マッキントッシュのロス海支援隊は、シャクルトンの乗ったエンデュアランス号がウェッデル海で氷に閉じこめられ、氷の圧力を受け、沈没してしまった事を知りませんでした。
ロス海支隊も、モーソンが以前使用していた支援船オーロラ号が、エヴァンス岬から吹き飛ばされ、10人の隊員が孤立したままになり、困窮しました。
1915〜16年の夏にデポの設置を終えましたが、デポ設置の際、マッキントッシュを含む3名の隊員の命が失われました。ロス海支援隊の7名の生存者は、1917年1月にシャクルトンが乗って来たオーロラによって救出されました。
(南極旅行/ロス海・亜南極10-6-1)