漁業の混獲
漁業の混獲(Fisheries by-catch)
アホウドリは、死んだイカや魚を、水面を探索することによって捕獲します。多くのアホウドリは、漁船が魚の餌や破片などの食料を提供してくれるので、漁船についていくことを学びました。通常、アホウドリは害を与えられることなく餌を取りますが、時折フックに巻き込まれ、延縄にからまり溺死してしまいます。
ほとんどの漁船は非常に少数のアホウドリしか捕まえていませんが、科学者たちは、世界中で何百もの漁船が延縄漁を設定しているので、捕獲された総数が一部のコロニーに影響を与えているのではないかと懸念しています。漁師は海鳥を捕まえたいわけではないですし、ニュージーランドでは漁業産業から徴収されるお金を使って、鳥が巻き込まれるのを防ぐ新しい方法を開発しています。新しい水中設定装置(漏斗)は、解決策としての可能性を秘めています。
(南極旅行/ロス海・亜南極9-6-5)