南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • ホ-ム > 
  • 南極クルーズ・北極クルーズの手引き

南極クルーズ・北極クルーズの手引き

スネアーズ・アイランド・ヒタキ

スネアーズ・アイランド・ヒタキ(Snares Island Tomtit)

 

スネアアイランドヒタキは、スズメ目の小さな鳥です。スズメ目は4つの指を持ち3つは前に、1つは後ろにあります。各脚の後ろを走る腱は、足を曲げたときに爪を曲げた位置に引き寄せるので、小枝や枝を簡単に握ることができます。

 

スネアアイランドヒタキは、オーストラリアのヒタキから枝分かれした種類で、ニュージーランドで見つかったサンショクヒタキ属の4種のうちの1つです。この種はかつてサンショクヒタキから派生した種と考えられていましたが、最近の研究では疑問視されています。ノースアイランドロビンとニュアジアランドコマヒタキから派生した種と、チャタムヒタキとニュージーランドヒタキから派生した種、2つの枝分かれした種があったようです。

 

ヒタキは5つの亜種があり、ノースアイランド、サウスアイランド、スネアーズ諸島、チャタム諸島、オークランド諸島の各島または島ごとのグループに分かれています。これらの5つの亜種のうち4種は、固有の種として認められました。(チャタム諸島の亜種はニュアジアランドコマヒタキの亜種とされています)、遺伝学的研究では、これらの亜種が比較的最近分岐した種であることが分かっています。

 

スネアアイランドヒタキは体長13cm体重11gの小さな鳥で、大きな頭と短いくちばしが特徴です。スネアーズ諸島亜種は全体的に黒く、クロガラとして知られています。ほとんどの亜種は草食ですが、スネアアイランドヒタキは食虫目で、主にカブトムシ、毛虫、クモ、蛾、バッタ、ミミズ、ハエなどの小さな無脊椎動物を餌とします。秋と冬にはフルーツも摂取します。止まり木で待ちながら獲物を狙い、枝や葉にいる得物を捕まえます。スネアーズ諸島の亜種は、ニュージーランドコマドリと同様の方法で、地面で獲物を捕まえます。

 

(南極旅行/ロス海・亜南極9-4-3)