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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

動物相

動物相(FAUNA)

 

天敵となる陸上哺乳類が全く存在しないため、スネアーズ諸島は鳥やアザラシの安全な生息地になっています。海鳥は、営巣と休息のために島に飛来し、いたる所で見る事が出来ます。スネアーズ諸島で最も多く生息する鳥類、ハイイロミズナギドリは、夏の間、最大500万羽がスネアーズ諸島で営巣し、島々の泥炭の土壌に巣穴を作ります。夕暮れ時には、巣に帰るために空から素早く舞い降り、何千羽ものハイイロミズナギドリが一斉に黒い雲のようになって空を覆います。

 

2番目に多い海鳥はスネアーズ諸島の南端に生息するモグリウミツバメです。

 

また、島では3種のアホウドリが営巣しており、その生息数は約18,000羽にも達します。3種の中で最も数が多いのは、カラフルな見た目のブラーアホウドリです。他の沿岸の海鳥には、ナンキョクアジサシ、トウゾクカモメ、オオカモメ、ミナミオオセグロカモメが生息しています。

 

ハシブトペンギンは、スネアーズ諸島でのみ繁殖します。総個体数は約6万羽で、100ヵ所のコロニーに分かれています。コロニーの数は毎シーズンペンギンの数に応じて増えたり減ったりします。

 

ペンギンが繁殖する場所では、植物は枯れてしまいますが、コロニーが数年の間にゆっくりとその位置を移動するにつれて回復していきます。

他にも2種の海洋哺乳類ニュージーランドオットセイとニュージーランドアシカがスネアーズ諸島で繁殖しています。

 

(南極旅行/ロス海・亜南極9-4)