ロイヤルペンギン
ロイヤルペンギン(Royal Penguin)
ロイヤルペンギンは、南極周辺の海に生息しています。見た目がマカロニペンギンと非常に似ていますが、マカロニペンギンの顔が黒いのに対し、白い顔とあごを持っています。体長は約70cm、体重約6kgあります。ロイヤルペンギンは、マッコーリー島のみで繁殖し、他のペンギンと同様に多くの時間を海で過ごしています。
ロイヤルペンギンは、マカロニペンギンの亜種であるかについて、いくつか論争があります。この2つの種が交配することが知られていますが、比較的まれな出来事です。
ロイヤルペンギンは、オキアミや魚と少量のイカを餌にしています。繁殖期は、9月に始まり、10月に産卵が始まります。砂地や内陸に浅い穴を掘り、植物や石を入れて巣を作ります。多くの場合、2つの卵を産みますが、生き残るのは1つです。卵は、12日間の交代で両親が35日間抱卵します。孵化後、オスは、10~20日間、ヒナを見守り、メスがオスと子供に餌を与えます。雛は、暖かく安全な巣の中で育ち、両親は、約20日間、1日に2~3回餌を与え続けます。生後約65日になると、大人の羽毛が生え揃い、自立していきます。
ロイヤルペンギンは、絶滅の危機ではないと考えられています。歴史的には、油のために捕獲されていました。1870年から1919年の間、タスマニア政府は、ロイヤルペンギンを狩猟するための資格を発行し、毎年平均15万羽のロイヤルペンギンとキングペンギンが捕獲されました。マッコーリー島でのペンギン捕獲が終わって以来、数は、85万番に増えてきました。
(南極旅行/ロス海・亜南極8-4-4)