動物相
動物相(FAUNA)
島には、20万番(つがい)以上のキングペンギンと推定3百万羽のロイヤルペンギンが生息しています。さらにイワトビペンギンとゼンツーペンギン、ワタリアホウドリ、マユグロアホウドリ、ハイイロアホウドリがいます。島は、ゾウアザラシの繁殖地でもあります。かつて、生息していたオットセイは、乱獲によって事実上、撲滅してしまいました。ゾウアザラシやロイヤルペンギンは、油の製造で数は減少しましたが、利益を上げることはできませんでした。
島に生息していたオットセイの種は不明で、島の発見から10年以内に事実上、絶滅してしまいました。残りの在来哺乳類は、ミナミセミクジラや珍しいマッコウクジラの目撃情報、シャチ、マッコーリー島で観察される一般的なクジラ、さらにヒレナガゴンドウなど全てクジラやアザラシの海洋哺乳類です。他にもミナミトックリクジラやアカボウクジラなども見つかっています。マッコーリー島のミナミゾウアザラシは、1950年代半ば11万頭の個体数でした。ニュージーランドオットセイやアナンキョクオットセイ、ナンキョクオットセイも見つかりました。ニュージーランドアシカやヒョウアザラシは、毎年冬と春にこの島にやってきます。ウェッデルアザラシとカニクイアザラシは、ごく稀に南からやってきます。
(南極旅行/ロス海・亜南極8-4)