ミナミイワトビペンギン
ミナミイワトビペンギン(Southern Rockhopper Penguin)
ミナミイワトビペンギンは、西太平洋の亜南極海域、インド洋、また南アメリカの南海岸の周りに生息しています。
ミナミイワトビペンギンは、世界でおよそ100万番の個体数がいます。世界個体数の約3分の2は、フォークランド諸島とアルゼンチンやチリ南部沖の島々(重要なロスエスタードス島、イルデフォンソ諸島、ディエゴ・ラミレス諸島、ノイル島を含む)で繁殖しています。ヒガシイワトビペンギンは、プリンスエドワード諸島、クローゼー諸島、ケルゲレン諸島、ハード島、マッコーリー島、キャンベル島、オークランド諸島、アンティポデス諸島で繁殖しています。繁殖期間以外の時は、営巣地近くの海岸線で歩き回っている彼らを見ることができます。
これらのペンギンは、オキアミやイカ、タコ、魚、軟体動物、プランクトン、コウイカ、甲殻類を餌にしています。営巣地は、海面から崖の上にあり、時より内陸にも営巣します。国際自然保護連合(IUCN)は、ミナミイワトビペンギンの個体数が過去30年間に3分の1減少していることから、脆弱な種として分類しています。しかしキタイワトビペンギンの個体数は、ミナミイワトビペンギンのほんの一部であり、その結果、後者は、分類学的に変えられていません。
記述のように、イワトビペンギンは、トサカのあるペンギンとして一般的に最も親しまれ、今日現在も、南アメリカ周辺の営巣地には、多くの観光客が訪れ、ペンギンの可笑しな行動を観察して楽しんでいます。歴史的に、同じような島々は、18世初期の捕鯨者や船乗りたちの人気の立ち寄り場や補給地でした。映画や本などに描かれるトサカ付きペンギンのほとんどは、イワトビペンギンをモデルにしていることは、驚くべきことではありません。
(南極旅行/ロス海・亜南極6-4-3)