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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

南極の史跡(歴史的遺産)

南極の史跡(歴史的遺産)Antarctica’s Historic Heritage
南極大陸で一番古い建物は1899年にボルヒグレビンク探険隊によって建てられた2棟の小屋です。他にも1901年から1914年にかけてのいわゆる「英雄の時代」に建てられた探険小屋がいくつかあります。これらは全て貴重な史跡に指定されており、訪問者には厳しい規則が適用されます。アデア岬、ハット岬、エヴァンス岬、ロイド岬の探険小屋を訪問される際は通常、南極史跡保存財団ヘリテージ・トラストまたはニュージーランド南極計画局により派遣されたガイドの付き添いが必要になります。これらの探険小屋の保存及び修繕は民間慈善団体である南極ヘリテージ・トラストによって行われております。人類の貴重な財産であるこれらの史跡の保存・修繕にご寄付をいただける方は下記まで書面にてお申し出いただければ幸いです。

The Administrator
New Zealand Antarctic Helitage Trust、
P.O.Box 14-091 Christchurch Airport、 New Zealand
Tel:+64-(0)3-358-0200 Fax:+64-(3)-358-0211
aht@antarcticnz.gov.nz

デニソン岬史跡(モーソン小屋)を訪れる際は公式訪問者ガイドラインに従わなければなりません。公認ガイドの同行も必須ですが小屋の内部に入る事は禁止されています。詳細をお知りになりたい方は下記までご連絡ください。

The Australian Antarctic Division、
Channel Highway、 Kingston、 Tasmania 7054、 Ausstralia
Tel:+61-(0)02-323-280 ; Fax:+61-(0)02-323-288
info@mawsons-huts.org.au

南極のその他の場所にある放置された探険小屋や、避難所、補給所は上記のものより起源が新しいものですが、やはり重要な歴史的意義を持っています。通常は関係各国が責任をもって保全に務めているのですが、これらの維持に力をつくしている民間慈善団体が英国に設立されました。英国南極史跡保存財団です。その主要目的はニュージーランドの南極史跡保存財団を支援してスコット小屋やシャクルトン小屋を保存することと、南極半島地区に2ヶ所ある初期の英国科学観測基地を保全することにあります。お問い合わせ、寄付は下記まで。

The United Kingdom Antarctic Heritage Trust
Kingcoed Farm、 USK、 Gwent、 NP15 1DS、 UK
Tel:+44 (0)1291- 690305
ukaht@dircon.co.uk

南極のけがれない自然をお守りください!
南極は今までのところ地球上、最大の原生の地として比較的、汚染される事なく、無垢な姿を保っています。未だ人類が大挙して押し寄せる事もありません。未来永劫そのままに保ちましょう。

・上陸する場合は絶対にゴミや不要品を捨てたりしないでください。野外の焚き火は禁止されています。
・湖や川を汚染しない様に。海への廃棄物は適切に処理されなければなりません。
・岩や建物に名前を書いたり、刻んだり、落書きをしたりしないでください。
・試験用として生物や石などを拾って持ち帰ったり、先人が残した工芸品などをお土産として持ち帰ったりしないでください。
・住居として使用されているか、放置されているか、無人であるかに関わらず建造物を損傷したり荒らしたりしないでください。緊急避難用シェルターも同様です。

(南極旅行&南極クルーズ1-2)