南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • ホ-ム > 
  • 南極クルーズ・北極クルーズの手引き

南極クルーズ・北極クルーズの手引き

身体的特徴(PHYSICAL DESCRIPTION)

成熟したセイウチは大きな動物で、鰭脚類(ひれあしるい)の哺乳類の中でもゾウアザラシに次ぐ大きさです。タイセイヨウセイウチは、タイヘイヨウセイウチよりも長さが短く体重が軽いです。
タイヘイヨウセイウチ
成獣のオス
鼻から尻尾までの長さ(m):3.2m
体重(㎏):1,215㎏
成獣のメス
鼻から尻尾までの長さ(m):2,6m
体重(㎏):810㎏

タイヘイヨウセイウチ
成獣のオス
鼻から尻尾までの長さ(m):3m
体重(㎏):1,200㎏
成獣のメス
鼻から尻尾までの長さ(m):2.5m
体重(㎏):800㎏

セイウチの色は、年齢や他の条件で変わります。シナモンブラウンは、一般的な皮膚や体毛の色です。しかし、若い動物はより暗い色で、年老いたオスは淡い色でほとんど白色です。動物の外見は、気温に左右されます。寒い冬は、血管が皮膚から引っ込み、より淡く見えます。周囲の気温が上がると、より血液が皮膚を流れ、動物はピンクがかった赤色に見えます。

大人の雄は、6月~7月の間に体毛が抜け、雌は少し後にもっと長い期間で毛が抜けると信じられています。

咽頭の袋もしくは空気嚢は、セイウチの大人を特定し、他のアザラシでは知られていません。袋の膨張は、肺からの空気と一緒に行われ、空気が収縮筋により開いた所から漏れることを防ぎます。

セイウチが寝たり、怪我をしている時は、袋は膨らみブイとして使われます。咽頭音の主な機能は、袋が海中にいる間動物が作るベルのような響きを高めるために共鳴する部屋だと考えられています。

セイウチの歯の状態で最も注目すべきことは、長い2本の牙、牙は、雌雄共に上顎の犬歯(牙)が発達していますが、メスの方が細いです。この牙を犬歯といいます。その大きさにより、頭蓋骨の前方の大きさが変わります。牙は1歳で約2.5cm、2歳で10cm、5歳で29cmの長さです。オスのものはメスに比べて長く重たいです。平均約35cmの長さで、1本の牙が1mで重さ5.4kgのものもあります。

(北極旅行/極東ロシア13-2)