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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

セイウチ (WALLRUS – ODOBELNUS ROSMARUS)

セイウチは北極圏の沿岸地帯および氷縁部の浅瀬に生息しています。水深が80m~100mの場所の海氷を好みます。セイウチは、荒い海と戦い、海氷に休むために出てきて、食料がとれる場所の近くに生息しています。もし氷がない場合は、小さい岩の島もしくはエスキモーの言葉で「 uglit 」と呼ばれる伝統的な場所にいます。太平洋セイウチは、ベーリング海やチュクチ海、ウランゲリ島に根城があり、バロー岬の東側とコリマ湾の西側に広がって分布しています。ベーリング海で、シベリア側のアナディリ湾からアラスカ側のブリストル湾まで範囲があります。氷の端にいるのを好むため、たいていのセイウチは、夏は北に動き、冬は南に動きます。太平洋セイウチの動きは、比較的よく知られています。

これらの動物は12月~翌年4月までの冬をベーリング海の中央から南部、アナディリ湾からブリストル湾にいます。5月か6月に氷が溶けると、セイウチはヌニバク島とセントローレンス島を越えて北に移動、6月前半にメスと生まれた子供が先にベーリング海峡に現れ、後からオスがやってきます。7月~9月、10月まで氷がある限りチュクチ海のさらに北で夏を過ごし、浅瀬で餌を摂ります。数千頭のオスは、夏の間でも南に残ります。

(北極旅行/極東ロシア13)