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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

シベリア・ユピック族(エスキモー)(SIBERIAN YUPIK /ESKIMOS)

居住地区
ベーリング海峡とウランゲリ島のチュクチの沿岸。ユピック族は、アラスカの南西やアラスカ海岸、ベーリング海峡の島々に住んでいます。イヌイット族は、北アメリカ北極圏とグリーンランドに住んでいます。

公用語
シベリア・ユピック3つの方言
•北部:ナウカン語(Navukagmit)
•南部:Ungazigmit
•シレニキ:シレニック語( Sirenigmit)

公用語の所属
エスキモーアリューシャン語族(エスキモーグループ)

文化の中心地
アナディリ

伝統文化
伝統的な定住性の海洋狩猟文化

民族地理学
ユピック族は、ベーリング海峡沿岸と西アラスカの先住民です。以前は東チュクチの島にも住んでいました。約7%のみがロシア連邦に住んでいて、他はアラスカに住んでいます。イヌイットもしくはエスキモーの主要な民族グループに属しています。イヌイットという名前は、イヌイットの周極会議でエスキモーの人々を包括する名前としてかつて導入されました。シベリア・ユピック族は、現在ウエレン、ラブレンチヤ、 ロリノ、Novo-Chaplino、プロヴィデニヤ、 シレニキ、ウエリカリなどベーリング海峡の沿岸に沿ったいくつかの村でチュクチ族と一緒に住んでいます。

生活様式と田舎の人々
伝統的なシベリア・ユピック族の生活は、チュクチの海岸線と似ていて、海洋狩人が獲物や鳥を狩猟し採集や漁を副業にしています。

ユピックの村は、伝統的に15~40のヤランガテントがあり、19世紀半ば以降は、土で作った小屋に変わりました。

移動手段とし、セイウチの皮で作ったボートや犬ぞり、現代的なボートも利用しています。アザラシやセイウチ、クジラなど海洋哺乳類の狩猟は、ベーリング海峡沿岸のユピックとチュクチの人々にとって伝統的で重要な仕事です。彼らが使う銛を打ち方や海での狩猟のテクニックは、世界でもハイレベルです。

漁と陸での狩猟 (野生のトナカイ、ムース、クズリ、ヒグマ、オオヤマネコ、マウンテンシープ、ホッキョクギツネ、鳥など) 自給自足の重要な要素となります。また、ベリーやハーブ、根茎、マッシュルームの採集も重要です。

(北極旅行/極東ロシア9-2)