(3)写真撮影のヒント
●スナップ写真のヒント
・寒冷地ではバッテリーの消耗が早くなります。バッテリーは身体に密着させて温度を保つ事と予備のバッテリーを多めにお持ちになる事をお勧めします。
・雨や海水のしぶきなどからカメラや付属品を保護する為に、ファスナーで開閉できる防水仕様のバッグに入れて持ち運びください。ジップロック式のビニール袋をご活用いただくと便利です。
・南極クルーズ&旅行ではシャッターチャンスが豊富で、通常のご旅行の5倍程度の写真を撮られるのが普通です。予備のメモリーカードを数枚お持ちになる事をお勧めいたします。
●持っていて便利な基本的装具
・防水性カメラ・バッグまたは小物入れが沢山ついた防水性の小型軽量の「リュックサック」や「バッグパック」。
・撮影場所の移動の際に撮影機材を運ぶためのフローティング・バッグ。
・折りたたみ式の三脚。
・鳥類の撮影にはシャッター・スピードが速い望遠レンズが必要になります。但し、それ以外のほとんどの場所では中間程度のズームレンズで大丈夫です。
・極地撮影用のフィルターも役に立ちますが必需品ではありません。空気が澄み切っていて塵ひとつ無いからです。南極地域では厳しい太陽光線が照らすかと思うと、たちまち霞がかった霧になり、目をくらます様な雪模様になったりする場合があります。
・プロの写真家用ポケット付きベストは持ってくる必要はありません。南極クルーズ&旅行の上陸ツアーにはパルカ(防水・防寒ジャケット)の着用が義務付けられており、ベスト着用の余地はありません。
●デジタルカメラ撮影のヒント
・南極の光線下の撮影はしばしば露出過多になる場合があります。1つの画像の撮影には大事をとって数回シャッターを押すことをお勧めします。
・メモリーカードの枚数を減らす為には、パソコン等に接続出来るUSBメモリを持参すると便利です。
・帰宅する前に写真を整理したり、プレゼンテーション用に編集したい方は、ノート型パソコンのご持参をお勧めします。
・船内備え付けのコンピューターの使用可能時間は掲示板でお知らせします。
●全ての写真撮影に関して
・船内ショップでは、撮影用の機材の購入は出来ません。
・露や埃でカメラが破損しない様、クリーニング・キットをお持ち下さい。
・船内でカメラ用バッテリーの販売は行っておりません。
(2017-18 南極旅行乗船ガイド16-3)