⑫クーバービル島
クーバービル島(Cuverville Island) 南緯64°41′ 西経62°38′
エレラ海峡に浮かぶクーバービル島は、1897~99年のベルギーのジェルラシ探検隊により発見され、当時の仏海軍副提督の名が付けられました。ここでの見どころは、大規模なゼンツーペンギンの営巣地です。
北方斜面には、コケ類が増殖しており、岩の割れ目にはマダラフルマカモメ、ユキドリなどの巣があり、海辺近くの岩にはナンキョクアジサシやキバナウ、ミナミオオセグロカモメの巣も見受けられます。島を囲む半島側やロンジェ島からの氷河が流れ込む光景は、パラダイス湾のすばらしさに匹敵するほどです。
(2017-18 南極旅行乗船ガイド21-12)