ヒョウアザラシ
ヒョウアザラシは南極の流氷群を棲家としていますが、若獣を中心とした多くが北のサウスジョージアまで彷徨い出ます。冬に見られる事が多いのですが、夏まで居残るものもいて、ペンギン営巣地近くで良く見られます。
サウスジョージアで繁殖はしていないようです。
蛇のような大きな頭は獰猛な印象を与えます。評判は良くないですが、攻撃的と言うよりは好奇心が強いと言えるでしょう。
ボートや潜水ダイバーに近づいたり、陸上にいる人の近くまで来たりさえします。
ゴムボートに穴を開ける事が多々あります。
ヒョウアザラシは雌の方が大きく3mほどもあります。
群生せず、雌は9~12月に氷上で出産します。
餌の約半分はオキアミでギザギザのついた歯でカニクイアザラシのようにオキアミを輿とって飲み込みます。魚,ペンギン、若いアザラシなども捕食します。
(南極旅行/サウスジョージア島19-3)