キバシオナガガモ
海辺近くや池などでは2種類の鴨が見られます。
キバシオナガガモはサウスジョージア固有種で、タソック草に縁どられた池の周囲でよく見られます。タソック草の間に巣をつくり、小鴨は小さいうちは陸に留まります。主な餌は海辺の藻類、淡水湖や湿地で捕れる無脊椎動物ですが、時にはオットセイの死肉も食べます。2種類目のキバシコガモ(Speckled teal Anas flavirostris)はカンバーランド地域で遭遇するかもしれませんが、サウスジョージアで繁殖するのは10番位しかいないと考えられます。
フォークランド諸島や南米本土ではずうっと多いのです。
(南極旅行/サウスジョージア島18-8)