ナンキョククジラドリ
かなりの数がいるこの2種はよく似ていますが船の横を通り過ぎる時にアオミズナギドリの白い尾羽の先で見分けられます。
甲殻類の大きな群れに群がって食べている様も異なります。
アオミズナギドリは水面近くを飛びながら細い嘴で一つずつ摘み上げますが、ナンキョククジラドリはひだが付いた幅広の嘴で極小のカイアシ類などを水から濾しとって食べます。これはヒゲクジラの捕食方法と似ています。
胃の中に41,000のカイアシ類が入っていたクジラドリを捕まえた事もあります。
サウスジョージアには推定2,200万番のナンキョククジラドリが営巣します。
アオミズナギドリの7万番と同じようにクジラドリはタソック草の根元やがれきの下に穴を掘って巣としますが、持ち込まれたドブネズミの被害を受けています。
(南極旅行/サウスジョージア島16-5)