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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

クビワカモメ

クビワカモメ (Sabine’s Gull)
クビワカモメは冬の間にはるばるパナマ、そして時にはチリ南部まで渡ります。
夏には湿った沿岸地帯の草地や潮の入る低地や浜辺で繁殖します。巣はたいてい地面の窪地に植物の小片を敷いて作りますが、雌雄どちらが作るのか定かではありません。集団営巣地は比較的小さくて6~15番(つがい)でキョクアジサシの巣の近くに作る事が多いようです。
雌雄交互に2つの卵を23~26日間温めますが、巣の場所が何らかの妨害を受けると飛び立ってしまいます。雛は他のカモメ類の雛よりおとなしく、どちらかと言えばカモメよりアジサシに似ています。
好きな食べ物は小魚、昆虫、軟体動物、水生蠕(ぜん)虫(ちゅう)(ヒモムシ等)、甲殻類、そしてたまに他の鳥の卵や雛です。クビワカモメは潜水しませんが、飛びながら水面の獲物をつまみます。
その他、干潟で死んだ魚や死にそうな魚も食べます。

(北極旅行&北極クルーズ6-78)