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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

クラカケアザラシ

クラカケアザラシ (Ribbon Seal)
北極では最も知名度の低い鰭脚類であるクラカケアザラシはオホーツク海、ベーリング海、チュクチ海と棲家としています。
冬と春には流氷群の中に留まり、氷が融けるにつれて沖合に出るので、めったに沿岸地帯では見かけません。
クラカケアザラシには右肋骨の上側にある気管に繋がる気嚢(きのう)があって、外洋での生息に適応して浮力を増すためのものと考えられます。
クラカケアザラシは主にシロイトダラとタラバエビ属(アマエビ、トヤマエビ、ホッカイエビ等)を常食します。
また、黒地に4本の白い帯をかけたような独特の柄の毛皮を着ています。帯は首、胴体の後方部分そして左右の胸鰭をぐるりと巻いています。

(北極旅行&北極クルーズ6-69)