伝統的生活様式
1850年代までにはほとんどのカナダ・イヌイット族は冬の間、しまり雪のブロックで作ったイグルー(Igloo)に住んでいました。
(イヌイット語のイグルーはどんな家でも意味します)
中でも定住性の高いものは内部の冷気を輩出できるトンネル式入口がついており、
一段高くなったところを寝床に、家の側面からの雪融け水を受ける毛皮の内貼りがされています。
これらのイグルーは石鹸石製のランプでアザラシの油を燃やして暖房しました。
夏は村全体がアザラシ皮のテントに移りました。流木が多いアラスカでは木造の半地下式家を厚いピートブロックで覆って屋根としました。
グリーンランドではピートブロックのほとんどの家が地上に建てられています。
(北極旅行&北極クルーズ4-9)