小氷河期
18世紀末から小氷河期と呼ばれる強烈な寒波が押し寄せました。
グリーンランドの北方人入植者たちはもはや農作が出来ず死に絶えました。
東部北極では寒い冬に海氷面積が広がり、捕鯨が難しくなりました。
チューレ人達は常設の竪穴式住居からアザラシの呼吸用穴を利用して猟が続けられる海氷上の臨時の雪小屋村に移りました。チューレ人はその場所の特徴にあったセイウチ、シロイルカ、イッカクそしてカリブーなどの猟に重きを置き、それが最終的に現代のイヌイットへと引き継がれたのです。
(北極旅行&北極クルーズ4-8)