ロングイヤー・ビーエン
北緯78度13分/東経15度37分
行政の中心であるロングイヤー・ビーエンは人口約2,000でガバナーと諸島全体を管轄する行政機能もここにあるためスヴァールバル諸島の「首都村」といえます。
名前は町の創設者でもあり極夜(10月~2月中旬)と白夜(4月~8月中旬)を経験した米国石炭採掘業者ジョン・モンロー・ロングイヤーにちなんで付けられたものです。町の近くにはスヴァールバル世界種子貯蔵庫があり、何百万種類もの植物の種子が保存された、いわば種子の箱舟があります。
貯蔵庫は地球の温暖化、洪水、火災、核被害などの天災および人災からも保護されるようになっています。
鉱業は継続されており、町の電力は近くにある石炭燃料の火力発電所から供給しています。観光産業はもう一つの重要産業であり、スヴァールバル大学があります。
とても良い博物館も2か所あり、野外活動のためのキャンプ用品や装備を扱う店もいくつかあります。ロングイヤー・ビーエン空港からノルウェー本土まで(時にはロシアのムルマンスクとも)航空便があります。
(北極旅行&北極クルーズ2-50)