南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • ホ-ム > 
  • 南極クルーズ・北極クルーズの手引き

南極クルーズ・北極クルーズの手引き

フランツヨーゼフ・ランド

北緯81度/東経55度
この北極海に浮かぶロシア最北の領土は191個の島からなる群島で、野生動植物、探検歴史、氷、地質学、そしてさらに多くの見どころに溢れています。
オーストリア・ハンガリー帝国探検隊が1873年に発見し、時の皇帝の名が付けられました。史跡としてはフリチョフ・ナンセンとイェルマー・ヨハンセンが北極点挑戦の帰途1895年に越冬した場所、翌夏フレデリック・ジャクソン隊(英)に会った場所などです。
後者の場所は植物が豊富に見られる事からフローラ岬と名がついています。
ルビニ・ロックは北極中で最も見ごたえのある海鳥の繁殖崖で、船に乗ったまま微速で静かに近づくことが出来ます。
放棄された観測基地(1929~1963)が同じ湾内にあります。
ホッキョクグマ、セイウチ、アザラシ類は周辺海域で良く見られますが、シロイルカ、イッカク、大型クジラは比較的稀です。
ヘイズ島にある観測基地は機能しており、その他の基地跡も訪問できることがあります。俗称「悪魔のビー玉」は球形をした結石 砂岩で、中には直径が2㍍にも及ぶものもあります。


● 結石 (concretion):堆積物中にできた球状又は板状の塊で多くはシリカや
             方解石が芯となる。結節(nodule)とも言う。厚さが
             1㍉育つのに1,000年もかかると言われている。海底で
             作られたものが隆起した後、周囲の層が浸食作用により
             なくなったので地上で見られるようになった。

(北極旅行&北極クルーズ2-45)