ウランゲル島
北緯71度11分/東経179度42分
ユネスコは下記の基準によりウランゲル島を世界自然遺産に登録しています。
ウランゲル島は経度180度を跨いだ位置にあります。
おそらくマンモス最後の生息地の一つであったと見られ、わずか5,000年前位とみられる骨が見つかっています。ウシュコスカヤと呼ばれた小さな部落は既に放棄されて、近くにあった軍事基地も同様に荒廃しています。
替わって国立公園管理局事務所が見えます。トナカイと1975年に移入されたジャコウウシの群れが良く見られます。ウランゲル島はホッキョクグマの主な出産地(巣穴)でもあるので、トレッキングの際には十分注意が必要です。島のあちこちの海岸には大きなセイウチのたまり場があり、氷の上にもよく見られます。
ウランゲル島からスヴァールバル諸島に至るシベリア沿岸には多くの興味深い島々と沿岸地帯があります。
● 遷移:一定の植物群落が、それ自身の作り出す環境の推移によって他の種類へと
交代し、最終的には安定した生物群集へと変化して行く事。
(北極旅行&北極クルーズ2-37)