イトコルトルミット
北緯70度28分/西経21度58分
デンマーク語ではスコアズビースン(Scoresbysund)と名が付いており、この辺りを1822年に最初に海図に収めた英捕鯨業者ウィリアム・スコアズビーにちなんだ名前です。イトコルトルミット集落はエジナー・ミケルセン(Ejnar Mikkelsen)の率先で1925年に始まりましたが、町の発足はノルウェーの北東部グリーンランドに対する併合食指が増大しつつあったことに対する封じ込めを意図したものでもあり、さらに、近くのアンマサリク(Ammassalik)集落の生活程度を上げようとする試みでもありました。アンマサリク住民は狩猟条件や居住環境がより良い新しい場所に移住しました。町でアザラシ、ホッキョクグマ、ジャコウウシなどの毛皮を干している光景は珍しい事ではありません。
イトコルトルミットとはグリーンランド語で「大きな家がある場所」という意味でグリーンランドの集落としては小型(人口460人)ですが、面積では3番目の大きさです。イトコルトルミットは世界一大きな国立公園への入り口です。
野生動物の生息地であるだけでなく、国際観測でも重要な場所です。グリーンランドの人々は近い将来観測や探検旅行の振興がはじまると期待しています。
面白い博物館、非常に協力的な観光センター、教会,いくつかの記念碑そして気象観測基地などがあります。
(北極旅行&北極クルーズ2-18)