エルズミア島
北緯78度／西経80度
カナダ北極諸島中最北の島であると共に、大きさではカナダ第3、世界で10番目に大きな島がエルズミア島です。遺跡発掘の記録によると、今より気候が暖かかった3,500年位前頃に人が住み始めたようです。
クッティニルパーク（Quttinirpaaq）国立公園が島の五分の一を占めています。
公園内にはまばらに草食動物（ユキウサギ、ジャコウウシ、カリブー）と肉食動物（タイリクオオカミ、ホッキョクキツネ）が生息しています。
この公園への訪問者は見た動物の場所、雌雄、年齢などを報告するよう求められています。タンキアリー（Tanquary）・フィヨルドにある公園事務所では1900年代半ばに行われた観測探検の際の遺物が展示されており、情報発信場所にもなっています。
ここで公園レンジャーが皆さまにご挨拶いたします。極地砂漠ではありますが、夏の数か月はヘイズン湖周辺の比較的暖かい場所を中心にツンドラの花々が地面を覆います。ヘイズン湖は北極圏内最大の淡水湖です。ユーリカとアラートには軍事・気象観測基地がありますが、特にアラートは1950年に設置された最北居住地（北緯82度31分）です。
（北極旅行&北極クルーズ2-13）
