フェア島の鳥たち(Birds of Fair Isle)
英国で最も珍しい翼を持つ野生動物を見る。
フェア島で有名な島
バードウォッチングに最適な場所は数多くありますが、フェア島はその中でも最も人気のある場所のひとつです。オークニー諸島とメインランド島(シェトランド諸島)のほぼ中間に位置するこの島は、その伝統的な編み物のスタイルとは別に、おそらく鳥の生態で最もよく知られています。
フェア島では、シベリアセンニュウ、セジロタヒバリ、マキノセンニュウ、オオメチドリ、クロエリコウテンシなど、珍しい種類の鳥を見ることもできるかもしれません。4月から8月にかけて、フェア島を囲む崖には、オオハシウミガラス、ウミツバ、フルマカモメ、ミツユビカモメ、ウミガラスなどの海鳥がたくさん集まってきます。
フェア島の野鳥観測所とゲストハウス
フェア島の鳥類は、島独自の機能的な野鳥観測所とゲストハウスを提供するほど注目に値するものです。1948年に建てられたこの野鳥観測所は、鳥の渡りを観察するのに最適な場所であり、このような場所としては珍しく快適な宿泊施設を提供しています。
この野鳥観測所やフェア島では、珍しい鳥の目撃例が数多くあり、イギリスで最も珍しい鳥を観察できる場所であると言われています。
編み物、北欧、その他のフェア島に関する情報
フェアアイルのもう一つの特徴は、伝統的な編み方で、「ストランド・カラーワーク」と呼ばれる模様で識別されます。島の名前にちなんで名付けられたフェアアイルは、1列に2色ずつ、合計5色で編成されます。
※フェアアイルとは、ニットの編柄の一種類で、イギリススコットランドのシェットランド諸島のフェア島 (Fair Isle)を発祥とする400年以上も編み続けられている古典柄です。
このようなスコットランドの技術革新のはるか以前、フェア島には北欧の人々が住んでいました。島の地名の多くは、800年代までさかのぼる北欧の集落に由来しています。フェア島では、16世紀のスペイン艦隊の旗艦と19世紀のカナダの帆船という2つの難破船が発見されています。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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