ヤンマイエン島の捕鯨の歴史(Jan Mayen Whaling History)
17世紀半ばにオランダの捕鯨基地として使用され、その後2世紀以上にわたって放置されていた北極圏の島。
ヤンマイエン島の歴史的捕鯨
北極海に浮かぶ火山島のヤンマイエンは、1615年から1638年までオランダの捕鯨前哨基地として使用されていました。最初の10年間は、約200人の捕鯨者(ほとんどがオランダ人)が暮らし、毎年10隻ほどの捕鯨船が訪れていました。鯨の数が減り、ベルーガの場合は絶滅寸前にまで狩り尽くされると、オランダの専売特許は放棄されました。
ヤンマイエン島の晩年の再発見
ヤンマイエン島を再び訪れたのは、1880年代のオーストリア・ハンガリー帝国の北極探検隊でした。探検隊は1年間ヤンマイエンに滞在し、島の広範な地図を作成し、大いに利用されました。彼らは、滞在中ほとんどの痕跡を残しませんでしたが、今日でもヤンマイエン島の海岸沿いには、白骨化した鯨の骨やオランダの捕鯨基地の跡が見られます。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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