ルドルフ島(Rudolf Island)
フランツ・ヨーゼフ諸島の最北端に位置するこの島は、ロシア全土の最北端です。
ロシア最北端のルドルフ島
ルドルフ島はロシアの北極圏にある島で、オーストリア・ハンガリー帝国の北極探検隊が、オーストリア皇太子ルドルフにちなんで名づけました。ルドルフ島に建設された気象観測所は、世界最北の科学観測所です。ルドルフ島は保護されたテプリッツ湾に位置するため、北上する航海の貴重な中継地となりました。
1899年から1900年にかけてのルイジ・アメデオ王子の遠征隊はここに立ち寄り、1903年から1905年にかけてのアンソニー・フィアラ遠征隊はここに小屋を構えました。ルドルフ島の南東部にはミッデンドルフ氷河があり、その周辺にはアメリカやイタリアの探検隊の残骸が残っています。
ロシア最北端の陸塊であるルドルフ島は、ユーラシア大陸最北端の陸塊でもあります。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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