キャンプ・チーグラー(Camp Ziegler)
チーグラー極地探検(Ziegler Polar Expedition)の名前の由来となったキャンプ。
アルジェ島のキャンプ・チーグラー
キャンプ・チーグラーは、1903年から1905年にかけて行われたフィアラ・チーグラー極地探検隊が使用したキャンプの一つです。度重なる不運に見舞われた探検隊は、キャンプ・チーグラーに避難しました。最初の挫折は、1903年11月、探検船が悪天候のため破損したことでした。
翌年1月にも嵐に見舞われ、わずかな石炭や食料もほとんど失われてしまいました。探検隊は北極点への到達を目指しましたが、海域の広さ、条件の悪さ、物資の少なさなどから、南下せざるを得ませんでした。翌年春、探検隊はさらに東西の道を探し、北極点への到達を試ました。
しかし、状況は依然として厳しく、海水はさらに困難を極め、食料も不足し続けました。 やむなく南下し、テラ・ノヴァ号に乗ったウィリアム・S・チャンプが率いる救助隊が到着しました。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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