アンタークティック・ヘブン(Antarctichavn)
かつて争奪戦となった領土の冬場の拠点。
アンタークティック・ヘブンまたはアンタークティック・ハーバー
グリーンランドの船旅では、かつてノルウェーの捕鯨基地であったアンタークティック・ヘブン(Antarctichavn)を訪れることもあります。これは、グリーンランドの山深い東海岸の荒涼とした海岸に位置しています。
アンタークティック・ヘブンでは、1930年代の基地使用時に残された数々の考古学的遺跡や、ハジロウミバトなどこの地域に生息する多くの鳥類を見ることができます。また、ジャコウウシを見ることができるかもしれません。
アンタークティック・ヘブンの昔の様子
1930年にノルウェーの探検隊によって建てられたアンタークティック・ヘブンは、狩猟基地であると同時に、1932年から1933年にかけてノルウェーが東グリーンランドを占領した際には、ノルウェー総督の居住地でもありました。
ノルウェーは、東グリーンランド(当時はエイリク・ラウデス・ランドと呼ばれた)の法的権利はデンマークではなく自分たちにあると主張しましたが、ハーグの国際連盟が設立した国際裁判所は最終的にデンマークに有利な判決を下し、占領は終結しました。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
前のページへ 目次へ