スコアズビー湾の面々(Faces from Scoresby Sund)
スコアズビー湾展では、1970年代に撮影された数十枚のポートレートを展示し、イヌイットの日常生活や狩猟の儀式を身近に感じていただくことができます。
スコアズビー湾展の顔ぶれ
グリーンランドは北極圏の中心地であり、イヌイットとは切っても切り離せない存在です。しかし、地球最大の島を訪れるクルーズの多くは、この地に住むイヌイットのことを乗客に知ってもらおうと努力していますが、通常の船旅でカバーできることは限られています。
しかし最近、新しいグリーンランドのアトラクションが、この魅力的な文化を詳細に探求しているのが「スコアズビー湾の顔」展です。
グリーンランドのイヌイット展
「スコアズビー湾の顔」では、1970年代に撮影された数十枚のポートレートが展示され、イヌイットの日常生活や狩りの儀式を身近に見ることができます。これらのコレクションは、ウマナック児童養護施設とイトコルトルミットで閲覧することができます。
ウマナックで開催された過去の展示会では、地元のアーティストによるグリーンランドの歌、踊り、民間伝承の物語も含まれており、肖像画には、対象の生きている孫、つまりウマナック児童養護施設に住む孤児が同行することもありました。
インセプション(始まり)、インスピレーション(ひらめき、刺激、鼓舞)、インフォメーション(情報、知識)本展を構成する写真を撮影したのは、1973年から1975年までイトコルトルミットで活動したオランダ人生物学者、コー・デ・コルテです。
当時、デ・コルテは、博士論文に取り組んでおり、北極圏への関心の一環として、現地の人々の日常生活や季節ごとの狩猟の様子を撮影した写真を集めていました。やがてこれらの写真は彼の著書「スコアズビー湾からの顔(Faces from the Scoresby Sund)」に結実し、それが今回の展覧会につながったのです。
展示の3分の2は、2018年9月までウマナックで、残りの3分の1は終了日なしでイトコルトルミットで開催されています。8月から10月にかけて、オーシャンワイド・エクスペディションズは、「スコアズビー湾の顔(Faces of theScoresby Sund)」を訪れる様々なスコアズビー湾探検クルーズを運航しています。
展示は希望者のみですが、無料でご覧いただけます。※スケジュールは、変更になる場合もあります。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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