ノルデンショルドドブリーン(Nordenskiöldbreen)
長さ25km、幅11kmに及ぶノルデンショルドドブリーンは、氷山や小さな氷塊の流れが美しく、濃いブルーグレーの海に青白い氷山が浮かぶ光景は息を呑むほど美しいものです。
ノルデンショルドドブリーン
スピッツベルゲン島にあるノルデンショルドドブリーンは、北極圏探検隊の乗客がクルーズ中に訪れることのできる氷河です。長さ25km、幅11kmに及ぶノルデンショルドドブリーンは、氷山や小さな氷塊の流れが美しく、濃いブルーグレーの海を背景に青白い氷山が息を呑むような光景を生み出しているのです。
名前の由来は?
ノルデンショルドドブリーンは、フィンランドとスウェーデンの地質学者、探検家、鉱物学者であるニルス・アドルフ・エリク・ノルデンショルド男爵にちなんで命名されました。
1832年、当時ロシアに支配されていたフィンランドに生まれたノルデンショルドは、当時の科学界で著名なノルデンショルド族から、何らかの科学者になることを運命づけられていたようなものだった。ノルデンショルドは、政界でもかなりの存在感を示していました。
しかし、あまりに有名になりすぎたため、1901にスウェーデンに移住することを余儀なくされました。1867年、1870年、1872年、1875年に北極探検を行い、科学界と探検界で地位を確立しました。1878年と1879年に蒸気船「ヴェガ号」で探検隊を率い、ユーラシア大陸の北東航路の通航に成功しました。
1901年、第1回ノーベル物理学賞の候補者となりましたが、受賞を待たずに死去しました。
ノルデンショルドドブリーンを巡る北極圏クルーズ
この有名な探検家の名前を冠した氷河を探索することは、彼の時代よりも少し簡単になっています。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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