アルクホーネット
スピッツベルゲン島の西海岸に位置するアルクホーネットへの北極圏クルーズは、イスフィヨルデンの入江を見守るように立つ山々の前を航行しています。高さ428mのアルコーネは、バードライフ・インターナショナルが指定する「重要鳥類保護区」でもあります。1万組のさまざまな海鳥が、山の崖に避難しているのです。
崖の下には苔むしたツンドラ地帯が広がり、様々な野生動物やその捕食者たちが青々とした草を食んでいます。トナカイやホッキョクギツネに出会えるチャンスもあります。
アルクホーネットの4つの特徴
・イス・フィヨルドの入江はトリガムナ湾に通じています。トリガムナとは「安全な港」という意味で、この湾がほとんどの風から守られるように配置されていることに由来しています。
・しかし、この湾はクジラにとって安全な港ではなく、この地域には捕鯨時代の歴史的な遺物がいくつも残っています。
・アルクホーネットの裾野は、斜面の上にいる何千羽もの鳥たちが驚くほどの量の肥料を与えてくれるおかげで、とても青々としているのです。
・捕鯨船がこの地を去ってからしばらくして、豊富な狩猟を目当てにロシアのポモール族がこの地に移り住みました。彼らの小屋は今も残っています。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
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