シダーデ・ヴェーリャ(Cidade Velha)
熱帯地方で最初のヨーロッパ人による植民地であり、カーボベルデで最も古い歴史があります。
歴史的な島の集落「シダーデ・ヴェーリャ」
1455年にジェノヴァ商人アントニオ・ダ・ノリとポルトガル人航海者がカーボベルデ諸島のサンティアゴ島を発見した後、シダーデ・ヴェーリャが設立されました。この港は、ポルトガルのアフリカと南米への植民地化の戦略的拠点となり、その後、貿易の中継地、奴隷売買のプラットフォームとして発展していきました。
ヴァスコ・ダ・ガマ、コロンブス、マゼランなど、多くの有名な航海士がそれぞれの航海でシダーデ・ヴェーリャに寄港しました。
シダーデ・ヴェーリャが提供する現代的な旅行者向けサービス
シダーデ・ヴェーリャには、歴史や文化を愛する人々が興味を抱かずにはいられないスポットが数多くあります。1495年に建てられた世界最古のコロニアル教会があります。1500年代初頭に建てられた有名な大理石の石柱は、今も街の中心部にあります。
1593年に完成したサン・フィリペ要塞は、シダーデ・ヴェーリャを襲うフランスやイギリスの海賊を撃退するために建てられたものです。その他、数多くの遺跡や伝統的な家屋を見ることができます。
ユネスコ認定とクレオール社会
シダーデ・ヴェーリャは、国際海上貿易の発展における中心的な役割と、歴史的な異文化の出会いにおける重要性から、2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。
これらの出会いは悲しく、シダーデ・ヴェーリャが奴隷売買の場所として使われていたことが大きな原因であり、この事実は、この街が世界で初めてクレオール社会を発展させたことに大きく寄与しているのです。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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